Gospel House

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晴れたら畑仕事、雨が降ったら読書、晴耕雨読がモットーです。


本が好きです

さんの書評2016/02/03

究極の他者思考

他者思考が、悩みの原因。 (他者思考とは、他人の目を気にし、自分の基準ではなく、他人の基準に従って生きること) 他者の基準に縛られた自分を解放するのは、自分思考。 (自分思考とは、自分の基準に従って生きること) 他者思考は悩みを生み出し、自分思考は悩みを消し去る。 癒しを求めることは、悩みの解決にはならない。 許しを求めることも、悩みの解決にはならない。 それは「人任せ」だから。 助けを求めること、救いを求めることは、解決につながる。 私たちは他人の貼り付けたラベルを、自分自身の心に貼り付けてしまう傾向がある。 以上、元自衛官の臨床心理士の筆者の語ることは、およそボクが言うことと同じです。 なので、ちょっと同士を見つけたような気がしました。 しかし、ボクはいま、「究極の他者思考」の中に生きています。 それは、イエスさまの基準に従って生きること。 イエスさまは、「私はあなたを愛している」「あなたは私の宝物」と宣言しています。 ボクは、その基準の中に生きているのです。 筆者の玉川さんも、究極の他者思考に気がついたらいいのになぁ。 ちなみに、70ページの後ろから3行目の「一説」は、「一節」が正しいと思います。 いわゆる、「誤植」ですね。

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さんの書評2016/01/30

小説「聖書」パウロ篇?

小説「聖書」(使徒行伝)というタイトルですが、読み進めていくと、内容は、小説「聖書」パウロ篇のような気分になりました。 それもそのはず、原題は『PAUL: A NOVEL』でした。 パウロ好きなボクにとっては、もってこいの内容です。 パウロとヤコブ(イエスさまの弟)の対立とか、バルナバの葛藤とか、プリスカからの視点とか、ネロの影とか、さまざまな筆者独自のアイデアで小説を盛り上げてくれています。 史実かどうかはともかく、小説として面白いものでした。 登場人物のセリフが、折々にキラリと光を放ちます。 ボクの心に残った、パウロの言葉(セリフ)です。 「生きつづけなさい。神のめぐみのもとに生きつづけなさい」(106ページ) 「イエスの福音に追加をおこなうなら、それが不十分なものだと裁くことになる」(141ページ) 「この自由をえさせるために、キリストはわたしたちを自由の身にしてくださったのだ」(269ページほか) あなたも、ステキな言葉に出会えるかも

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さんの書評2016/01/29

絶対おすすめ!

ひょうたん島の企画・演出を手がけていた武井博さんの本です。 薦められたので読んでみました。 新しい本なので、図書館にやっと入って、さっそく借りました。 ひょうたん島の根底に流れる思い、製作者だからこその話など、一読の価値ありの本です。 絶対おすすめ! ボクの心に残ったフレーズ: 「知恵というのは、知識を積み重ねて生まれてくるものではなく、人が生きる上で必要な正義と愛に裏打ちされた総合力とでも言うべきものなのです。」(191ページ) ボクの目からうろこ話: 「♪もしもボクに 翼があったらなぁ 空はボクのもの 高く 高く 高く 高く飛ぶんだぁ♪」 は、詩篇55篇6節をヒントに作られたそうです。(214ページ) ボクのチェック(アラ探しがスキなので・・): 62ページに、黒柳徹子さんが演じたのが「魔女パトラ」とありますが、正しくは「魔女ペラ」です。 ペラの容姿についての記述もあるので、単純にパトラとペラの書き間違いであると思います。 重版時に直るかしら・・・・

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さんの書評2015/05/15

後半が、イロジカルな本

論理的思考(ロジカルシンキング)を好むボク。 「どうしてこの人とは話がうまくつながらないんだろう?」という疑問を持つ経験が、多くありました。 この本を読んで、イロジカル(非論理的)な思考をする人とは、会話が噛み合わなかったんだとわかりました。 この本の前半は、とてもわかりやすく、納得できるものでした。 ただ、第2章23項(122ページ)から、「日本人は・・・」という表現が見られるようになりました。 第3章30項(154ページ)以降は、ほとんど「日本人は・・・」という論理の展開です。 「日本人」に対応するものは「海外の人たち」になっています。 つまり、約1億人vs約70億人という対比なのです。 筆者はすべての日本人の傾向を調べたわけではありませんし、海外の国も数えるほどしか行ったことがないでしょう。 しかも、日本語と対比される言語が英語のみです。 これではまったくロジカルシンキングではありません。 まるで、アメリカナイズが正義であるかのような印象を与える、イロジカルな主張です。 ロジカルシンキングをタイトルにしているのに、イロジカルシンキングな内容の本です。 第2章までで止めておいたほうがよかった、ですね。 以上、ややロジカルなボクの感想でした。

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さんのコメント2017/10/10

体の色が、体の形が、大きさまで、どんどん変わってしまう。 荒唐無稽なナンセンスと思って読んでいくと、そこには大切なメッセージが込められています。 子どもだけでなく、大人の人にも読んでもらいたい絵本です。 オススメします(^o^)

さんのコメント2017/10/10

10の夢を書いただけのものです。 が、グイグイ引き込まれてしまうのは、夏目漱石さんの才能のなせるワザですね。 あらためて、すばらしい筆力だと思わされました。 そこに、金田さんの絵が加わって、魅力的な本に仕上がっています。 オススメです!

さんのコメント2016/02/04

エリクソンの「ライフサイクル・モデル」をもとにした本です。 人生を8つの段階に分け、各時期のテーマ(危機的な主題)を紹介しています。 児童精神科医の筆者の語りおろしの文章が、読みやすいリズムを持っています。 ボクが気になった言葉: 「人間は人を信じることができなかったら、自分を信じることができないんです。」(乳児期・62ページ) 「育児が負担だという風潮。おかしいですよ。でもそういうことを指摘する人は、いま日本にいないんですよね。」(乳児期・102ページ) 「人間は人間関係のなかに、自分の存在や価値や意味を知る」(幼児期・123ページ) 「子どもたちは、無口になっても、感謝や幸福感を失っているわけではありません。」(思春期青年期・191ページ) 「人間は孤独には耐えられる。しかし、孤立したら生きられない。」(252ページ)

さんのコメント2016/02/04

透明人間だから、ちょっとホラーな、ちょっと不思議な絵本かと思ったら、そうではありませんでした。 「たっぷりたべて、すっきりウンチ」と、表紙カバー裏に書いてあるように、元気なお話でした。 でも、説教くさくなく、爆笑できます。 絵もステキです。オススメします。

さんのコメント2016/02/03

表紙のデザインとタイトルにひかれて、ついつい、読んでしまいました。 内容は、・・・・・・・という感じです。 筆者は電通に勤めています。 この本は、電通の社内報としてなら、出来のいいものかもしれませんが、ボクには合わなかった(不要だった)ようです。 考えるトレーニング書と謳っている割には、筆者自身の経験・体験・成果の話(つまり自慢話?)が多すぎると思います。 45個のアイデアも、それほど魅力的なものとは思えません。 重複や散漫といった印象をぬぐえません。 もっと、絞ったほうが良かったと思います。 残念・・・・・

さんのコメント2016/02/02

妻がボクのために選んで、借りてきてくれた本です。 自分を肯定することのできない0(ゼロ)は、他の数字のアドバイスを受けて、いろんなことを試します。 でも、0は8にはなれないし、1にもなれません。 そんなとき、7の言葉に光を感じて・・・・ 画のタッチもステキだし、乙武さんの翻訳もいいです。 素敵な絵本でした。 「One ワン」というのもあるそうなので、探してみないと!

さんのコメント2016/02/02

力あるコンビの「笑劇場」なのだから、ちゃんと笑えます(^.^) バカバカしい本を書こうとしているのが、とても清々しいです。 しかも、世相や政治や社会に大しての風刺もキチンと効いています。 さすが、井上ひさしさん! さすが、赤塚不二夫さん! って感じです。 昭和47年から48年にかけて作られた作品群は、いまも、ちゃんと笑えるし、ちゃんと考えさせられます。 この本に、出会って良かったなぁ。

さんのコメント2016/01/29

お友達の加藤 裕子さんのおすすめで読んでみました。 まさに、青春! 気持よく読みきりました。 主人公の塊太と直次郎が出会うシーン。 「膝のところで切られたジーパンとTシャツとサンダル」 これ、ボクとおんなじ・・・・(-_-;)

さんのコメント2016/01/29

女子高校生3人を主人公にした物語。 といっても、ありきたりの設定ではなくて、なおかつ、言葉の選び方も巧みです。 はじめ、「ボクには関係ない話かな?」と思っていたのですが、グイグイ引きこまれてしまいました。 オススメです。

さんのコメント2016/01/29

前回読んだ「真夏のバディ」は、明るく溌剌とした青春ものでした。 この本の主人公の名前は、「鉄」。 小さい頃から差別の中で懸命に生き、小さな幸せを見つけても、それを奪われてしまいます。 身を守るために、人を殺してしまったことも。 そんな鉄が、山の奥の石切り場で、安住な地を見つけたのですが・・・・ 今回の作品は、テーマが重かったです。