Gospel Houseさんの書評 2016/01/30 1いいね!
小説「聖書」(使徒行伝)というタイトルですが、読み進めていくと、内容は、小説「聖書」パウロ篇のような気分になりました。 それもそのはず、原題は『PAUL: A NOVEL』でした。 パウロ好きなボクにとっては、もってこいの内容です。 パウロとヤコブ(イエスさまの弟)の対立とか、バルナバの葛藤とか、プリスカからの視点とか、ネロの影とか、さまざまな筆者独自のアイデアで小説を盛り上げてくれています。 史実かどうかはともかく、小説として面白いものでした。 登場人物のセリフが、折々にキラリと光を放ちます。 ボクの心に残った、パウロの言葉(セリフ)です。 「生きつづけなさい。神のめぐみのもとに生きつづけなさい」(106ページ) 「イエスの福音に追加をおこなうなら、それが不十分なものだと裁くことになる」(141ページ) 「この自由をえさせるために、キリストはわたしたちを自由の身にしてくださったのだ」(269ページほか) あなたも、ステキな言葉に出会えるかも
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