ヤキトリ

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@1131you

さんの書評2026/01/13

何度も文章で称賛される美しく才能がありついでに武道にも秀でた女性が特にジェンダー

何度も文章で称賛される美しく才能がありついでに武道や軍事にも秀でた女性が古い価値観の人物達に煩わされながら大活躍と苦手要素の大盛りで乗れなかった。そのキャラ付けに大型バイクにノーヘル、理由は肌荒れや化粧崩れって時代が違うとはいえ… カウンセリングを理解しない短絡的でステレオタイプな人たちの言動が催眠のそういった人たちと同じに見えてしまうのもなんだかまどろっこしい。現実問題としてそうなのかもしれないが描写としては既視感が否めない。 優秀で知識のある主人公サイドと理解のない凡夫との乖離は催眠よりさらに大きくなっている気がする。そして今作は出てくる人物がほとんど凡夫でそういうやりとりが多いのもあまり好きではない。 結局美由紀を好きになれなかったんだろうな。最後の大立ち回りも敵が取って大騒ぎになった行動をお前も取るのかと思ってしまったし、オチもなんだかなあ。 広島や長崎で被爆者と向かい合う人間だから自衛隊幹部に良い印象を持ってないという描写も気になった。実際そういう傾向があるのだろうか。

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さんの書評2025/12/23

武装では私達は中国人の教師が受けもつ二倍の授業を受けもたされたが、それは彼らより

武装では私達は中国人の教師が受けもつ二倍の授業を受けもたされたが、それは彼らより配給 食糧が多いからだと説明されて驚いたものだ。私達は食糧の多寡でもって体力の度合いを計るの にはとまどいを覚えた。しかし中国では食事でのエネルギー摂取量が一般的に低いので、個人の 体力は直接的に(かつ公的にも)食糧の消費量に関係してくるのだ。シァオ・ワンの話を聞いていて、武漢大学の体育の教師のことを思い出した。米の配給量が普通は三〇斤なのに、彼らは三八斤だから体力があるといって同僚の羨望の的だった。生徒連が試験中に余分のエネルギーを使うために、どれだけの肉や野菜の"両”(重量の単位)が必要かと議論していたのを思い出す。それが高度への適応力にも影響することは間違いない。中国中央部からチベットに戻って普通の状態に慣れるのに六カ月はかかるとスイも言っていた。 ビクニックの三日目、"ショトゥン"が始まった。僧侶達は夏に生まれた幼虫を踏み殺すことがないように何週間もお寺にこもる。ショトゥンはこのおこもりの終わりをつげるお祭りだ。そ吉村昭 の始まりは十六世紀で、山から下りてきた僧侶を俗人がヨーグルトで接待する習わしだった。それが後に夏の歌劇と合体し、ヨーグルトの接待は芝居に道を譲ったのだ。

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さんの書評2025/10/27

「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされ

「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているにちがいないのである。 そしてだまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。 このことは、過去の日本が、外国の力なしには封建制度も鎖国制度も独力で打破することができなかった事実、個人の基本的人権さえも自力でつかみ得なかった事実とまったくその本質を等しくするものである。 そして、このことはまた、同時にあのような専横と圧制を支配者にゆるした国民の奴隷根性とも密接につながるものである。 大江健三郎の真面目な文章 「判決は下った。満額とれた。満額とれたちゅう ことは、ふた親の、いのちの値段をつけてもろう たちゅうことじゃ。 殺された、ふた親の値段が一八〇〇万円、ほら、 認定制度による壁決めてもらいました判決で。ああ、世間じゃ、高 か金もろたよ、もうけたよ、というでしょう。う らやましかよ、と言うに違いなか。ああ、どのよ うにして死にましたいのちか。ただの、働いて、 病気して、生きて、死んだいのちとちがいます。 親が働いて残してくれた金とちがいます。親が 働いて残してくれた金ならば、わたしゃ遠慮なし に、どんどん使います。なんで親の命ば、世間様 に、裁判で、決めてもらわんばならんのか。どう いう姿して死んで行った命か。 なんが嬉しかか。なんが満額か。 だ、いっちょうも手がけなし、銭の面も見ん いらんよ、いらんです。一八〇〇万なんの。ま 京にやってきました。銭の面のなんの見ろうご なか。戻してもよかです。 たった今、ああいまから先こういう銭は、殺さ れた親ば削って、食うてゆくとと同じです。何年 かかっていのちおの切れたか」と言いました(石

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さんの書評2025/04/25

この推測が当たっているかどうかという問いに対する考古学の答えは、ノーである。それ

この推測が当たっているかどうかという問いに対する考古学の答えは、ノーである。それは、つぎのような点から否定できる。 まず、この推測の前提には、天皇陵古墳に眠っているはずの古代の天皇の遺骨に、その民族や「人種」にかかわる何らかの証拠が残っているだろう、という思いこみがあるかもしれない。しかし、第二章で紹介した未盗掘古墳の雪野山や勝負砂でさえ、遺体は溶けさってまったく残っていないか、青銅イオンの影響で断片がわずかに形をとどめているにすぎなかった。天皇陵古墳も条件は同じだ。ましてや、この章で見てきた三つの巨大古墳のように、掘り荒らされていたり、早くから人が入りこんだりしていることが多いことを考えると、天皇陵古墳に古代の天皇の遺骸が残ている望みは、ほとんどないといっていいだろう。 よしんば、分析に耐える遺骸が見つかったとしても、骨だけでは、民族などの人間集団の同定は不可能だ。一般に渡来系といわれるのは、比較的長身で頭蓋が長いなどの特徴を持った「新モンゴロイド」に属する人びとだが、こうした特徴の人骨は、弥生時代の九州を中心にたくさん知られており、天皇陵古墳の時代よりも一〇〇〇年近く前のころから、ふつうにみられる形質である。 大陸や朝鮮半島からやってきたこのような形質と、縄文時代以前からあった形質とが長いあいだに混じりあって、今日のわれわれ日本列島人の身体的な特性のもとになったと考えられている。混交の度合い、個体差、そのときどきの環境要因などが複雑に作用しているなかで、列島のある時代の特定の個人がどのような民族や人間集団に属しているかを骨から決めるなどということはナンセンスだ。 まず、未盗掘古墳から考えてみよう。これまで繰り返して述べてきたように、未盗掘古墳とは、物と物、物と遺構との関係が完全に保たれた状態の古墳のことをいう。この状態を手つかずのまま、調査の技術がより進歩しているだろう未来の考古学に託すべきだ、というのは、たしかにひとつの見識かもしれない。 この見識は、国だけでなく、地方自治体の調査組織や大学など、およそ発掘を仕事としている機関のあいだで、近年ますます共有されるようになってきている。そうだとすれば、あえていまそれに手をつけるためには、未来まで待つ値打ちを超えて、明日からの考古学や社会に役立つ相当の価値を、そこから引き出してこなければならないということになる。未盗掘古墳を発掘する論理とは、そういうことだ。 未盗掘古墳の発掘とは、理化学の研究にたとえると、理想的な状態のもとでおこなわれる貴重な実験であり、その成果もさることながら、考古学の知識や技術を高めるためのまたとない機会といえる。知識や技術がさらに発展した未来の考古学に未盗掘古墳をできるだけ残そう、という論理についてはさきに述べたが、逆にいえば、そうした知識や技術を発展させる最高の機会が、未盗掘古墳だともいえるのである。

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さんの書評2025/04/01

「使いにくい兵器」

「使いにくい兵器」 そもそもが原点から考えて、ハーグ条約などで化学兵器をいちはやく非人道兵器と決めつけた理由はどこにあったのか。そこにはただ化学の発達による脅威ばかりでなく、もともと毒そのものを悪魔的とする中世、さらにさかのぼれば古代以来のヨーロッパの独特の思想が反映していた一面もあったのではないか。それにしてはその悪魔に魅入られたように、とくにルネッサンス期には毒殺があいついだのだが、これに対しその対極として称えられたのは神に誓って戦う、騎士道である。だからローマの法律家は、 「戦争は兵器で戦われるもので、毒物で戦われるものではない」 といったといわれる。この言葉をアジア出身のウ・タント国連事務総長が報告の中で引用しているのはちょっと皮肉だが、ともかくキリスト教徒同士では毒は用いてはならず、しかしトルコ軍などの異教徒には用いてもよかったのである。 こう考えると、アメリカが当初から「人道的兵器」説を唱えたのも、大洋によって旧大陸から遠さかって、こうしたヨーロッパ的伝統から切り離されたことによる一つの現われとみることもできるのである。 歴史はまた、個人が健全にみえても、国家が病むことがあるのを示している。ハーンのような良識に富んだ人物が、国家の命令に唯々諾々と毒ガス実行部隊の先頭に立って戦場を駈けまわる。ハーバーに至っては、国家を至上の価値と考え、あらゆる科学の知識を動員し開発に狂奔した。しかし、にもかかわらずその最愛の国家に裏切られたハーバー。また二子を失ったネルンストの悲嘆。前の戦争の教訓から化学兵器製造を必死に阻止しようとしたが空しく、の破滅を予言して死んだボッシュ。さらには、ふたたび狂気にまきこまれまいと研究ら、その研究成果がまたたくまに技術に転用されて、核兵器が開発さ知ったときのハーンの涙。これらはなにを訴えるだろうか。 戦争は、病んだ国家に対する手荒いが有効な治療法である。近代国家が人類の文化に及ぼした貢献は大きいにしても、世界観を異にする国がある以上、戦争の危険はたえずある。そのためにある程度備えることは必要だろう。しかし、その戦争で健全な国がつねに勝者となるという保証はなく本当は病気は治療よりも予防である

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さんのコメント2026/01/13

何度も文章で称賛される美しく才能がありついでに武道にも秀でた女性が特にジェンダーに関して古い価値観の人物達に煩わされながらで大活躍と苦手要素の大盛りで乗れなかった。そのキャラ付けにバイクのノーヘル、理由は肌荒れや化粧崩れって時代が違うとはいえ… 広島や長崎で被爆者と向かい合う人間だから自衛隊幹部に良い印象を持ってなく描写も気になった。実際そういう傾向にあるのかイメージなのかどちらなのだろう。

さんのコメント2025/10/27

内容自体は面白かったがマッカンドレスに感情移入はできない。親の心配を鼻で笑い金を燃やして最後は助けを求めるメモ残しながら逝くってイキった反抗期の延長って感じ。親との関係は同情しなくはないが。最後のがなければ自分の世界を貫いたとも思えるが結局青い理想に酔ってただけかな。20歳ごろ迄に読んでたらまた違ったのかも。 あとマッカンドレスの話は

さんのコメント2025/08/19

腕回りを一センチ大きくするために、ポディビルダーが日々のトレーニングや食事にどれだけ執着 しているかを知ってほしい。過剰な筋肉をつくり出すには、過激な行為が伴う。本書に登場するボデイビルダーたち――克己の日々を送りながらコンテストに出場するビルダー、女性らしさという不可思議な観念と向き合う女子ビルダー、生涯スポーツとしてボディビルと取り組む高齢者ビルダー、さらに薬物を使ってまで筋肉の肥大に懸けるビルダーたち⋯⋯彼らの他にも、あるポディビルダーは肉体の秘密を説き明かすため東京大学を中退して東京医科歯科大学に再入学したし、筋肥大の妨げになると家族を捨てたビルダーもいた。 ところが世間はそんな彼らを#ムキムキ"と揶揄する。筋肉を軽視する裏には、身体とし、魂の不滅を説く東洋的な思想の影響もあろう。

さんのコメント2025/05/14

が伝わってくる(傍点は原文のまま)。 へこの同じ程外思想の横田教授の東大法学部における講義がいいかに現実の国民生活に対す る彫粛性を欠いたものであるかの一実例としては、今春三月、国際法第一部の試験問題公展 古くなった条約の拘束を免れたいと思う時、そこに如何なる方法がある。 に対する学生の答案内容において、これを見ることが出来るのである。 横田教授は右問題に対する答案の講評を、四月新学期の初頭においてされたのであるが、 それによると、「かかる場合には自国が当事国以外の第三国に併合せられればそれでよい。」 の答案が、驚くなかれ、十以上あったというのである。しかも横田教

さんのコメント2025/03/22

一切経をさすとすると数冊どころではない 四と死 毎朝汁かけご飯を食べる者が私を裏切る 天狗は悪魔 同じ市役所に勤める課長の2人が片方はかくれキリシタンの子孫でもう片方は役人の子孫。互いに「加害者」と「被害者」と呼び合う 祖先がこの宗教を命がけで隠して、われわれに伝えてくれた。だから、われわれも、外部に対して隠すのが祖先に対する供養 外部の者にお掛け絵を披露した後には宴会が開かれるがここでは魚が出される。生臭を用いることで仏教と区別するためか

さんのコメント2024/12/01

配車アプリや出前アプリやカーシェアを目新しいもののように紹介しているが、2018年といえばJapan taxiや出前館はコロナ前から利用していた記憶があるし、タイムズカーシェアリングも利用され出していたような。ポイントはそこではないのかもしれないが中国のIT先進ぶりを表すように書かれているように感じるので違和感がある。ガジェット自体に疎い年配者向けの書籍だろうか 「正体」というタイトルからもっと清濁併せ呑む内容かと思ったが基本はサクセスストーリー 経営者の人柄礼賛も鼻につくけど何よりガン闘病の件いる?特に著者の 大学が学生向けのサービスとして著作権料払って学生に公開している映画を、学生起業家がダウンロードして契約者特典として事業者に配るって権利的に大丈夫なんだろうか。書籍に書かれてるってことは大丈夫なんだろうけど中国ならありうるからと思ってしまう

さんのコメント2024/10/12

「清張作品の醍醐味の一つは不倫だ」という僕の主張は、必ずしも同意を得られず、「そーいうことは、一般にはあまり指摘されていません」などと反論されることがありますが、そんなのは嘘だ! 清張を愛する読者(とくに中年男)が、こんな重要な事実を見逃しているはずがないじゃないですか。 清張作品の問題点を生き生きと挙げていく北村薫と有栖川有栖