エッグベネディクトを超える自信のあるものだけが料理に半熟卵をのせよ。 し、痺れるぅ~!!!!(半熟卵に関しての質問の最後の一文) タイトル通り、料理に関する悩みだけの本であります。 ケチャップってどう思います?食べ方が汚いのがなんかイヤ、かっこいい調味料って何ですか?などなど、料理や食べ方についての質問に答えている返事がとにかく面白い。作者はラジオで何回も話を聴いたことがありますが、とにかく料理…というか食べることが好きなちょっと変態入ってる食べ物マニアとでも言うべき人です。語り口もとにかく執念深く、脱線しがち。 なんですが、この食べ物や食べ方への一種研究者のような追求ぶりが垣間見できるのと同時に、わたしたちは何故こんなにも食べ方や食べ物にこだわりがあるのか?ということも同時について感じてしまう本でもあります。人に出される料理だから最適解を目指している筈なのに、何故私たちは私だけの食べ方を求めようとするのだろう…? それはともかく、どの相談と答えを読んでいても、お腹すくなぁ…となること必須であります。ご飯の準備しておいた方が自分のためにも良し!ですよ。
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イラストと文字がとにかくよい!! 食の解剖図鑑の通り、現代アメリカで食べられている料理や食事、お酒などが全編イラストと、そして手書きっぽいフォントで世界の食べ物をカテゴリ別に網羅されている本です。いわゆる明朝体系の活字っぽいものがひとつもないのが凄い!デザイナーさん大変だったのではないかしら。 割と中身はそのまま翻訳してるみたいで、アメリカのフードトラックの中身、牛豚鶏の肉の部位がアメリカの分類なのも面白い!砂糖や塩の分類も知らないものがあったりして楽しく読めます。長年謎だったモラセスって何??の謎も解けました…!黒糖ってそういうことだったのね!! 知らない野菜、異国の果物、調味料にお酒、そしてデザートとお茶。アメリカでどのようなものが日常的に食べられているのかがかわるのも面白いです。イタリアから始まる移民の歴史も垣間見出来る本でもあります。イタリア、アイルランド、メキシコ、日本、中国、そして最近は韓国や中近東や北欧なんだな…という感じでした。 あとは出来たらこのフォントがなんなのか知りたい~!!
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すてきにハンドメイド、2021年4月号~2023年3月号までの連載をまとめた本です!! 発売したはずなのに見かけないな~とおもって買ったら発売3ヶ月で三刷りかかってました!型紙二枚付で税込み2000円近いのに、凄いな??と思いつつ、でもそれも納得であります。 連載中から毎月いいな~!と思う服ばかりだったので、それがまとまったのなら買わない選択肢ないですよね~!!どれもこれも使える服ばかりで、もう数年は他の本いらないのでは??と思うくらいの充実ぶり。年を経て若い人向けのデザインが合わない、背中がきつい、体のラインを拾いたくない、もっと楽な服が作りたい、いままで気に入っていた服が似合わなくなってきた…という方にこそおすすめ! 昆布尚子さんは作品は結構あちこちに出しているのですが、まとまった本がとても少ない作家さんです。前に出た本もとてもよかったのですがいかんせん古すぎたので、この本で多くの人がこの先生の服を作るといいな~!と思います。 すべてのモデルを先生本人がやっているのもいいですね!!
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着物の幅の狭さを、縫い合わせて解消するという技。 これパンツだからこその必要性なんですよね。パンツを手縫いで工程少なくするためには、脇を縫わないで前後続きにするのが適切ですし、そのためには少なくとも横が60センチは必要。だったら36~8センチの着物を縫い合わせ、横幅を増やせばいいのでは…??という発想が、言われてみれば確かに!なんですが、なかなかそうは出来ませんからね~。 工程から着物の扱いを変えようとする意識は流石だな、と思いました。 ただやっぱりざっくり着物切るのがおもいきれないんですよね~。 ちなみに同じ作者で上着とワンピースの本もありますが、そちらは着物を解かずそのまま脇を縫い合わせ、袖の下を切って縫い合わせ、丈も適度なところで切ってしまうというやり方で、縫う箇所を減らし、手早く希望のアイテムにたどり着くやり方を提案しています。作者も読者も時間がなく、集中力もなくなってきてるのかもしれないですね。手縫い、時間がかかるから途中で集中力が切れて仕上げきらない事、あるんだろうなと思います。私も集中力が切れて、パンツ仕上げるのに10ヶ月かかったことありましたからね…。
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チョコレートの箱の下のハートの秘密がわかる!! これ企業秘密なのでは??と思われるパッケージデザインの細かい秘密が丁寧に解説されてる本。 わさびのチューブの撫で肩ぶり、抹茶アイスの複雑な包装の工夫、くっつかないのに張り付けなくてはいけないヨーグルトの蓋の無理難題を解決するデザイナーの紆余曲折を、現役のパッケージデザイナーが語ります。某ラジオ番組で執筆者が出てきて話をしましたが、パッケージデザインは売上がすべて。売れるために極めたデザインの妙たるや、そんなことまで!?のオンパレードです。 そう、『この世にデザインされていないものはない』のです。すくなくとも全ての工業製品は、チラシ一枚、シールのサイズや糊の種類ですら、全て『デザインされたもの』だという、極めて当たり前の事実に気づく本でもあります。 洗剤のボトル、タオルのダグ、靴下の値札だって誰かがデザインしたものなのだと思えば、生活がいかにデザインで満ちあふれているのかがわかるものです。ありがとうデザイナーの人!!
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日本で唯一かもしれない、織機を作れる本です。 80年代に発行された児童向けのこどもとつくるシリーズの一冊です。このシリーズはどれも物凄いハウツー本で、今こそ必要とされる本なのでは?と思う本なのです。 これはタイトル通り、織物が織れる織り機を作る本です。最近の、手軽にダンボール箱やフォトフレームで代用するものではなく、木工で小さい織り機を作るところから、テーブルについて載せる織り機、糸を調える道具から、最後は足で踏む高機まで木工で作り、糸を上下に動かすおさまで造り方が載っているすごい本なのです。 これを小学生と作り、機織りをしたと思うととんでもないですね…。 現代は当時より電動工具も充実していますし、加工もしやすいでしょうから、自分で作るのはもっとラクかもしれません。 織物に興味のあるけれど、機械を買うかどうしようか…と迷われた方はぜひ図書館を探して読んでみてください。 木工が出来る方はお子さんに作ってあげたらどうでしょうか。
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服を作るハードルをぐっと下げる本。 この作家さんの服の本が好きなんです。この前の『四角い布から作る服』も、『まいにち着る服』も好きですが、その中でもこれは特に好きな本になりました。 2020年の晩夏、一枚、ワンピース作って着てみたらものすっごく楽でした。20年の夏は7月と9月は雨でほとんど日がささなかったにも関わらず、8月に入ったら1カ月丸々、30度越えの日しかないという滅茶苦茶な夏でした。普通の服では暑くてとても着続ける事が出来ず、なんとか楽になれる服がない…??と思って試しに一枚、作ってみたらこれがもう楽!!涼しい!!肌に張り付かない!!最高じゃない??! という所から、服作り熱が再燃。 この本を購入してシンプルワンピースを冬の生地で三枚作って冬を乗り切り、夏用にテーパードパンツつくったらこれが腰周りが楽で締め付けられず、座ってもしゃがんでも背中が出ないので農作業も苦もなく出来て…といいことずくめ。 体にフィットする服を求める人には向きませんが、加齢と共に腹周りがきつかったり、腕周りがきつい服はもう無理!な私には最適でした。あと農作業ではとにかく座る、しゃがむ、ひざを突く姿勢が多いので、太ももがキツい服は問題外ですので…。 市販の服では好きな色や柄がないので、買い求めた好きな色のちょっといいリネンで作ると快適過ぎて手離せません。 問題点があるとすれば、とにかくサイズがゆったりオーバーサイズなので、身体が小さい人や痩せてる人にはあまりむかないかな~?という気がすることでしょうか。 あと人によっては襟ぐりが大きすぎて肩が落ちる可能性があると思います。私は肩が撫で肩なので柔らかい布で襟ぐりが大きいと落ちやすかったため、襟ぐり処理のバイアステープを広めにして、中にゴムを通したり、襟周りの紐を取って、ボタンに付け替えたりしました。こういうアレンジがやりやすいのも手作りの醍醐味かもしれません。 この秋冬はワイドパンツとワンピースを短くして作りたいなと思ってます。
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自分のサイズの型紙が作れる喜びをあなたにも。 このシリーズが好きでして。 最初の本でブラウスとワイドパンツを作った時の感動と言ったら、もう!! 加齢と共に腹周りが増え、サイズの改定で基本身長が上がったおかげで、大抵の服の幅はたりなくなり、丈は長すぎて邪魔になり、ファッションがめんどくさくなってきた最近の鬱々がすっきり、晴れやかになりました。 しかも、好きな色の服がない不満も解消されるというオマケつき。 昔柄が気に入って買った生地を消費して、ちょうどいいサイズのチュニックにしてみたらあら不思議、とっても楽チン。腕がきつくて上がらないこともなくなりましたし、丈が長すぎる、短すぎる問題もナッシング。あと重要なポケットがない問題も解決しますよ! さらに好きな柄の服は、着てるととにかく気分がアガるので、このご時世、自分の機嫌を取るためにも非常に大事な事だと実感しています。 あととにかく服を探したり試着したりしなくてもいいのが楽!!試着してみて『入らない』『丈が長すぎる』『袖が長すぎる』から諦める、 ということをしなくていいというのは、精神的にもいいですし、昨今の衛生状況的にも安心でもあります。 こちらに記載のテーパードパンツは夏用に一枚作ったので、これからの季節に向けて、いよいよ上着に挑戦したいところです。 こちらの本には袖付きの長袖カットソー、裾が狭まるテーパードパンツ、巻きスカート、裏地つきのショートジャケット、前開きのシャツとそのアレンジでコートが載っています。 トップスは全て面倒な襟付けを潔く切り捨てたノーカラーなので、洋裁の素人でも挫折しにくい内容になっています。今は首回りの防寒具はたくさんありますし、10年20年前と比べると寒い冬の日も減っているので、トップスの、しかも一番上に着るものに襟なくても構わないかな~と個人的には思っています。 一番下に着るブラウスに襟あれば問題ないので、その服への襟付け方法も載っていますから、全部自分の服で暮らすことも夢ではないですね! あともう一つ、自分で服を作ると服を大事に着るんですよ。丈が合わないとか柄が気に入らないとか色がいまいちとか、そういう妥協点が少ないことや、市販の服より生地にお金かけられるせいもあるとは思いますが、やはり何かが必要で、好きだから作った服ですから、たくさん着ますし、大事に着ますし、体に合ってるから痛みにくいんですよね。(体型が急激に変わらない限りは) なんか市販の服が合わない、好きになれない…という人、好きな色や好きな素材の服がないと思っている方は是非手に入れてください。 あと普段からオーバーサイズの方は是非自分サイズの服に挑戦して欲しい!身体が入る服が着る服だったという世界がちょっと変わります。
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武士同士が愛し合うと殺し合ってしまう。なぜなら二人とも、刀を持っているからだ…とは誰の言葉だったのか。男と男と女の三角関係は全員死ぬが、男と女二人の三角関係は一人生き残る、ともどこかで読んだ覚えがある。 このシリーズは個人的に究極のJUNEというかBL(ボーイじゃないからMLか)だと思って読んでおります。この表現もちょっと違うな…だって彼等はLOVEではない。「愛」し「合う」ことにならないように、周到に、慎重に、そう「ならない」ようにしているように見える。見えるのだけれども、どうしようもなくお互いに引かれているのは間違いないので、それを「愛」にしないように、「恋」にしているようにも思えるのだ。 清之介の父と兄の話が終わったので次は信次郎の父の話来るぞ…という予感はあったので(前の話がそうだったし)いよいよ来たか、という感じでした。今回は結構意図的に「父と子」という隠しテーマがあった気がします。被害者加害者関係者、そして清之介と進次郎、それぞれの父と子。島帰りでありながら、息子と息子の嫁に心底大事にされ、いまわの際まで心を尽くされる姿が挿入されながら、実は伊佐治自身が自分は「そう」ならないのではないか、と思っている所もおそろしく美しい所だと思う次第です。毎回この話最高に萌えて悶絶する遠野屋の屋敷で行われる三人の会話はまるで息詰まる恋の駆け引きのよう。そこでは心の刃がいまにも、心の臓を切り裂こうと相手の手を読み隙を見つつ閃く殺戮の刹那。相手の心を知りたいと無意識に踏み込む呼吸を合わせる二人の会話は優雅にして冷酷な舞いのよう、伊佐治が町人であるからこそ、二人は殺し合わなくて済んでいる「だけ」なのだと実感するばかりのその場面を読むたびに、脳内の何かの扉が開くような心地が致します。 今回の白眉は進次郎の脇差を清之介が受け取り、それで刺客を刺したことなのかもしれないと思っています。刀は武士にとってただの武器ではありません。かつてそれと自分は同じだと称していた清之介にとっても同じ事。それは自分と等しいものでもあるのです。それを渡し、受け取り、人に手を下すこと。それが清之介の命を救うこと、その意味。「刃こぼれがすげぇな、駄目になったかもしれん」と言った進次郎は、おそらく人生最高に嬉しかったのではないのでしょうか?笑い出すのをこらえていたのかもしれません。 だからこそ彼にとってその後の『始末』は、もうただの出来事に過ぎなかったのでしょう。誰がどうなったのかなどどうでもよいこと。彼にとっての「最高の瞬間」はもう来てしまったのですからね…。 それにしてもこの話本当にエロい…いままで進清かと思ってたけど清進もありじゃね??と思ってしまったので沼は深い…
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読書メーターリンクが違う本になってるような…?? それはともかく、数あるセルフビルド本の中でもこの本が面白いところは、「これからセルフビルドをする人に向けての基本の考え方」を示した所だと思います。 いままでの本は期間や値段、大きさにそれぞれの個人的なポリシーがあり、それに賛同すればいいんでしょうが、実行するにはちょっと難しい部分があるように思います。 作者は建築を仕事にしているだけに、何故「自分で家を作るといいのか」ということを、家を建てるという状況から説明しているのが具体的で面白かったです。 というのも、この本は2011年以降に出た本だけあって、コンセプトが全然違うんですよね。 ・基本家を作るのは一人で。友人を頼んだり、家族を呼んだりしない ・作り期間は半年、仕事のつもりで毎日作業する ・素人が短期間で作れるように、構造は正方形が基本 ・建具は高いのでなるべく少なく、自作で作れる程度のものに限る しかも建てる前の書類の提出のための準備ページが非常に丁寧で、ここを自分でやれば数十万が節約出来ることをよく知ってるなぁ…と思うことしきり。 食料を確保するための家という考えは非常にシンプルで具体的でもあります。実際今はそういう発想で家を作りたいという人は多いのではないでしょうか。そうなると山より海のほうがタンパク質確保の手段が楽ですよねぇ…。 別の本で「温暖な地域で断熱材や窓にそれほど資金をかけずにすみ、平屋でいいなら350万で家が出来る」という記述がありましたが、まさしくその通りですね。
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木を燃やすたのしみ。 剪定した枝がたくさんあるので、効果的に燃やすにはどうすれば…??という目的であれこれ捜していたらここにたどり着きました。何故だ。 それはともかく、この前に別の本でウッドガスストーブを自作してみたらまぁ楽しいこと楽しいこと…もうちょい大きなの作れないかな?と思って読みました。 皆さんの楽しい創意工夫がたくさん溢れていて、読んでいて楽しいですね。 薪ストーブを自作しちゃう人やロケストの自作、家庭暖房用にアレンジしたり改良したり…が色々あって読んでいて面白いです。 ドラム缶ロケストで土間に暖房造っちゃうとかみなさん凄いなぁ…。 小さいウッドガスストーブやロケストの作り方もあるので、ちょこっと試したい人も入門しやすいと思います。 もう一回読もうかな…。
普通の棒針編みやかぎ針編みのように表編みやメリヤス編みが出来るとは~!個人的に目の糸を引き出すのではなく、普通の細編みのように針を差し込んで糸を引き出すたたみ編みが気に入っています。斜行しないように目を飛ばすのを忘れて目が減ったり増えたりしますけど…! ときどきアフガン編みをしたくなるんですよね~なんとなく。寒い時にそう思うんでしょうかね??編み地が分厚いので、かぎ針編みの座布団が流行ってる今はもっと取り上げられてもいい気はします。 ただアフガン編みって編み生地をずっと針にひっかけたままで編むので、大きいもの編みと重いんですよね~~! お高い針ならワイヤーに通して膝に乗せられるんでしょうけど…針につなげばいいのかな…??
空き缶で作るウッドストーブの簡単な作り方乗ってたのがありがたい!!結構皆さんたき火でいろいろしてるなぁ~~!ウッドストーブで毎日ご飯を作るのはちょっとハードル高いですけどね…小さいの作ってみたらつい燃える木を欲張って入れてしまうので、もっと大きいの作ろう…と思いました。長年狙ってる大きいサイズのトマト缶買おうかな…冬に乾物作るのはお約束!と思いつつ、今年(2018~19年冬)はめちゃくちゃ乾燥していて雨が一回も降らなかったので、切り干し大根作りがはかどりました…!!
普段気にせず見逃している野山の実の食べ方が面白いな~というのとえっこれ食べないんだ??ってのもあった。まぁ山に行かないと気がつかないよね~~と思いつつ、落花生も実だよね…と思いつつ、毎年その扱いを試行錯誤しているのでちょっと共感はする。工芸関係の記事役立つ~。
内容のせいもあるけれど、映画の紹介に含めて町田さんの人生総ざらえみたいになってるのが別の意味で面白い本でもあります。 子供時代の彼が世界に対してどんな気持ちでいたのかとその頃みたものは密接に結びついているものですから、当然といえば当然なのですが。町山さんの映画評論の背景にある感情が推し量れる本として読むと、また違った趣があるなぁと思いました。 映画の内容よりもそっちのほうが気になってしまった…。
FLWは昔よくサイトを見ていて型紙いいな~~欲しいな~~と思っていました。 まさか今になってソーイング本が出るとは驚きです。 モデルはプロではなく作者の知人たち、アメリカで撮影した写真はソーイング本というより写真集のよう。そのぶんソーイング本してはそれぞれのデザインの違いがわかりにくく、みんな同じように見える可能性はあります。 全体的にゆったりしたデザインなので好き嫌いがあるブランドではありますが、この値段で買えるのは一時期の熱狂を思えば格安ではありますね。そして型紙がやはりとてもよく考えられていて、縫いやすく、シルエットが綺麗です。 全てのデザインのリネンは単色の無地なので地味ちゃ地味ですが、自分で作った服って平気で10年くらい着るのでそのほうが飽きなくていいかもしれません。 作者があまり背が高い方ではないので、どのデザインも丈を変えてもおかしくないのがありがたいですね。