さんの書評2023/08/31

着物の幅の狭さを、縫い合わせて解消するという技。

着物の幅の狭さを、縫い合わせて解消するという技。 これパンツだからこその必要性なんですよね。パンツを手縫いで工程少なくするためには、脇を縫わないで前後続きにするのが適切ですし、そのためには少なくとも横が60センチは必要。だったら36~8センチの着物を縫い合わせ、横幅を増やせばいいのでは…??という発想が、言われてみれば確かに!なんですが、なかなかそうは出来ませんからね~。 工程から着物の扱いを変えようとする意識は流石だな、と思いました。 ただやっぱりざっくり着物切るのがおもいきれないんですよね~。 ちなみに同じ作者で上着とワンピースの本もありますが、そちらは着物を解かずそのまま脇を縫い合わせ、袖の下を切って縫い合わせ、丈も適度なところで切ってしまうというやり方で、縫う箇所を減らし、手早く希望のアイテムにたどり着くやり方を提案しています。作者も読者も時間がなく、集中力もなくなってきてるのかもしれないですね。手縫い、時間がかかるから途中で集中力が切れて仕上げきらない事、あるんだろうなと思います。私も集中力が切れて、パンツ仕上げるのに10ヶ月かかったことありましたからね…。

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