消費社会で健康に生きるための三冊

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消費セラピー (集英社文庫(日本))

辛酸 なめ子

「買い物で幸せ→心に平和が訪れる→世界平和」の野望のもと買い物する辛酸なめ子氏。氏の買い物が真っ当なはずもなく、吹き出すことが何度も。数千万の自腹で買い物!には「万引き以上のスリル」があったようだ。

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買い物しすぎる女たち (講談社プラスアルファ文庫)

キャロリン ウェッソン

1992年邦訳。イメルダの靴…をご存知の方もいらっしゃるかと思う。途方もない浪費は満たされない自分から目を背ける為?買い物という行為は、必要品の購入→空虚をうめる行為、になり得る、危険な作業なのだ。

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消費伝染病「アフルエンザ」―なぜそんなに「物」を買うのか

ジョン・デ グラーフ

米消費社会の桁違いの物量に目眩。アフルエンス(豊富な)+インフルエンザの造語が題。豊かさで幸せになろうとして病気…しかも伝染性。現在パンデミック。日本も(+)、郊外型ショッピングモール、行ってます…。

買い物が楽しいけれど、たまに虚しい人にオススメ

労働して賃金を得、買い物をする。この回転が加速して多大な時間と労力を使うことが正直嫌になった。毎日店で何かを買うのが当然のことのようになっているが、三世代前ではこうだったか?もちろん宵越しの金は持たない江戸っ子という賃金生活者もいたが、私の先祖たちは収穫期にのみ現金を手に入れて必要な物を買っていた。生活に必要なものの多くは自家製。私には生産する技術が無く、食べるもの、着るもの、住むところ全てを誰かに依存している。小屋を建て自給自足したいとは思わないが、労働時間を減らすこと、過剰な消費を止め、落とし所を探ることは必要だと思う。しかしそれは何十年も前から必要性があるとされていたことだ。実際には労働時間は増え、ものが管理できないほど増え、片付け本が増え、時間がなくなっていくように感じられる。過労死が起こるくらい、労働には意義があるとされている日本だが、殺される前に辞める判断ができるようでありたい。余暇を使って楽しむことこそ精神面にプラス、辛酸なめ子氏、ありがとう。笑いは心にとてもイイ!また片付けに取り組む気力が湧く。片付けは決断の連続で気力体力を要求されるのだ。

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閲覧回数:965回、公開:2016/07/01

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