親の家をどう片づける - 本当に残すべきものと後悔しない整理法
生前整理アドバイザーの片付け本。親が存命かともに死亡か様々な状況での進め方、心構えと実践が述べられ、有益だった。心が折れずに継続していく一助となった。片付けとは親の人生を知る機会だと著者は考えている。
親の家を片づけながら
著者は精神分析学者。強制収容所生き残りの両親の家を二人の死後整理する。世代を超えて影響するトラウマとなる大量虐殺が「今も」行われている事に愕然。戦前生まれの私の両親も自覚なく負の影響下にいたのだろう。
プロに学ぶ遺品整理のすべて
死後の遺品整理に特化した本。遺品整理士という方がいらっしゃるとは…お寺、廃品回収、古物買取、弁護士等の提携業者を持つ、死後の一切を専門とする方のようだ。実例は正に、人の死に様から生き様が伺える…だ。
私の遺品お願いします。
遺品整理を生業とする著者が、生前の遺品整理「事前整理」について書いた本。依頼人の話を聞くと、死後でいい、周りに迷惑かけたっていいよ…と思うそうだ。安心して迷惑かけられる他者を得た人は人生の成功者だ。
亡き親の家を片付けたいけれど、進まない人にオススメ
親の家を片付けることは、言葉で説明することが難しい経験。故人の場合、生前の準備と明確な意向により速やかに片付いたり、どうしてほしいのかわからず難儀したりする。片付ける過程で否応無しに親の人生を知ることになるのだが、知りたくない事に心折れたりする。難しいと予測していても、実際に上手くいかない現実には人を打ちのめす力がある。22人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:1150回、公開:2016/06/25