イギリス海岸―イーハトーヴ短篇集 (ダ・ヴィンチブックス)
ふたごの姉妹、翠と梢。性格が全く正反対。岩手に引っ越してきた二人は地元で有名なパン、コーヒー店、ソフトクリーム、じゃじゃ麺などと出合います。二人それぞれの人生が情感豊かに描かれています。
26年2か月―啄木の生涯 (もりおか文庫)
知っているようで知らない石川啄木の生涯。堅苦しい研究書ではなく美化された伝記でもない、等身大の啄木の評伝。郷土の先人をより身近な存在として感じられます。【※岩手県立の所蔵は初版なので、ヒットしません】
宮澤賢治 愛のうた (もりおか文庫)
生涯独身を貫いた宮澤賢治。相思相愛の恋愛は、なかったとされています。でも本当にそうだったのでしょうか?作品の中に封じ込められたいくつかの手がかりから導き出される、秘められた恋のお相手とは?
屋上ボーイズ (コバルト文庫)
ファンタジーや恋愛ものではありませんが、高校生のあつい友情を鮮やかに描いています。中高生のみなさんには、「あとがき」に書かれた著者の高校時代のエピソードもぜひ読むことをおすすめします。
虹色ほたる―永遠の夏休み
今は亡き父との思い出の山奥のダム。訪れていた小六のユウタが、タイムスリップした一九七〇年代の村で見たもの…それは、泣きたくなるほど懐かしく美しい景色や世界でした。グイグイと引き込まれていく感動の物語。
銀輪の覇者 上 (ハヤカワ文庫 JA サ 8-1)
昭和九年、下関から津軽半島までの本州縦断自転車レース。多彩な参加者同様、背景や思惑も様々。レースシーンを縦糸に物語の糸は複雑に絡み、友情に胸が熱くなり、登場人物の息遣いやペダルを踏む感触が伝わります。
天を衝く(1) (講談社文庫)
十六世紀末、岩手県北で「九戸政実の乱」を起こした武将の活躍、雄姿を描きます。政実は九戸党という武士集団を率い、敵対する南部信直、豊臣秀吉軍と対決。めまぐるしく変化する展開ににどんどん引き込まれます。
踊るジョーカー (名探偵音野順の事件簿 ) (創元推理文庫)
五つの事件に五つのキーワード。トランプ、時計、カメラ、チョコ、雪だるま―。残された証拠をもとに、気が弱く引きこもりがちな名探偵・音野順が事件のからくりを明快に解き明かします。
村長ありき―沢内村 深沢晟雄の生涯
豪雪、貧困、無医療に打ちひしがれてきた旧沢内村。「村びとの生命を守るため私は命をかける―。」深沢村長は幾多の苦難を乗り越え多くの村民の命を救います。強い信念とゆるぎない姿勢は村に希望の灯をともしました
ユタとふしぎな仲間たち (新潮文庫)
ユタは東京生まれのやせっぽちな小学六年生。母親の故郷で九人の座敷わらしと出会い仲良くなります。不思議な呪文「ワダワダ、アゲロジャ、ガガイ」仲間と様々な体験を経て、ユタは強くたくましく成長していきます。
つづきの図書館
絵本を読んでくれた子どもの「その後」を知りたくて、突然本の中から飛び出してきた「はだかの王様」。新米司書・桃さんの身に次々起きるちょっと不思議な出来事。ラストは温かな気持ちになります。
中学生・高校生にオススメ
選書テーマ8は「岩手県の作家・舞台を読む」です。15人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:1837回、公開:2013/07/27