きみの友だち
「友だち」とは何なのか、「みんな」とは誰なのか。誰でも一度は感じたことがあるであろう気持ちや葛藤を、登場人物たちが共有してくれる。自分の弱さを痛感させられる一冊。八人の「きみ」の中にあなたが居るかも。
にごりえ・たけくらべ (新潮文庫)
赤い絹ハンケチ、紅葉柄の友禅染、静かに咲きほこる水仙の花―。美しく、清らかな少女・美登利の淡い恋模様が描かれています。いつの時代も、人を想う気持ちは変わりません。儚くも輝いた日々に共感してみませんか。
きみが見つける物語 十代のための新名作 恋愛編 (角川文庫)
この本には、いろいろな短編が入っているので読みやすく、読書が苦手な方でも楽に読める本になっています。スクール編、放課後編、友情編、休日編、恋愛編、オトナの話編など、計11種類のシリーズがあります。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
中学生のなぎさは、自分のことを人魚だと言う不思議な転校生、藻屑(もくず)と出会います。大人になることを戦いに例え、傷みを抱えながら生きる二人の心の複雑さは、多くの中高生が共感できるものだと思います。
4TEEN
十四歳、中学二年の同級生四人は、一人では出来ないと思う事も四人の仲間と共に乗り越えて立ち向かっていきます。仲間、友情、恋とは…。この四人と共に問題を解決しながら青春を思い切り楽しんでみませんか。
風が強く吹いている
総距離200km余りの過酷なレースに挑む、十人の大学生の物語です。十人のほとんどが駅伝経験なし、補欠もなしの無名チーム。それでもどこまでも一生懸命な十人がたすきをつないだ時、奇跡が起こります。
塩の街
人体が塩化し死に至る「塩害」が人々を襲う世界。家族を失った真奈は、秋庭に助けられ二人で暮らし始めますが、やがて秋庭は塩害の元凶である隕石の破壊作戦に赴きます。大切な人のため戦う少女と青年の恋愛小説。
退出ゲーム
弱小吹奏楽部に所属する元気一杯のチカと、幼なじみの頭脳明晰だけどちょっと情けないハルタ。吹奏楽界の最高峰「普門館」をめざして奮闘する二人は、なぜか校内で起こる難事件に次々と巻き込まれるはめに。
ぼくは悪党になりたい
中高生だって色々ありますよね。主人公のエイジ(十七歳、未婚の母と異父弟の三人暮らし、家事全般担当)も何かと悩める日々。時には全部投げ出したくなるけれど、何とかがんばっていく少年の物語です。
暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)
全く関わりのなかった男女、アキヒロとミチルが殺人事件をきっかけに引き合わされてしまいます。奇妙な同棲生活の中で生きる事や孤独というもの、また人と関わる事などを前向きに受け止めていく姿が感じられます。
砂漠 (Jノベル・コレクション)
「砂漠」はいずれ皆さんが旅立つ社会。これは砂漠の手前である「オアシス」が舞台のお話。一生の仲間との出会い、バカみたいな事に一生懸命になって、こいつらとなら砂漠へ出てもやっていける。そんな勇気の出る物語
ぼくらの七日間戦争 (「ぼくら」シリーズ)
大人を相手に反乱を起こした中学生たちの、七日間の大戦争。大人VS子供という対立を描いてはいますが、読後感はさわやか。刊行から25年以上たっても色あせることなく、ぜひとも十代のうちに出会ってほしい一冊。
中学生・高校生にオススメ
選書テーマ1は「人とのつながり・友情・愛を考える」です。17人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:2365回、公開:2013/07/05