地形分類図の読み方・作り方
濃尾平野の洪水地形分類図は本書を執筆された地形分類図の泰斗、大矢教授の作成でした。この時の伊勢湾台風大水害のあと中日新聞の大見出しに書かれたのが「地図は悪夢を知っていた」のコピーでした。
見方・使い方 地質図
地質図くらい、基本図レベルで完備してなくて、何処が「先進国」でしょう?。でも、縮尺5万分の1レベルですら、基本的な土壌・表層地質・基盤の情報すら全土を網羅していない。涙涙……。
日本列島の誕生 (岩波新書)
古い「地向斜説」を脱して、プレートテクトニクスの最も新しくかつ現実と整合性のある考え方で日本列島の成立ちを再構築しようとした労作。最初に読むには難しいので「山が楽しくなる地形と地学」からどうぞ。
日本の平野 (カラーシリーズ・日本の自然)
平凡社刊の「日本の自然」シリーズ全10巻は、豊富な図版を見るだけでも楽しく、全面的に書き改められた地学の入門書では空前絶後の傑作でした。必読書です。この「平野」の巻には都市防災のヒントが詰ってます。
活火山 活断層 赤色立体地図でみる 日本の凸凹
必ずしもベストの成果では無いのですが、ユニークな視点と新しい表現方法のマッチングに敬意を表して本書を挙げます。日本列島の地形と地質に関心を持つきっかけにはなるでしょう。
揺さぶられる列島に住み続けるつもりの人にオススメ
東日本大震災のあと「何かをしたい」と思う人が沢山出てきておられるようです。要介護度5の自分の親を一人で介護する身では何も出来ることとて無く、このまま疲れ切って死ぬのを待っているようなものでもあり、最後の力を使って、たぶん誰も見もしないだろうレシピの編集をするのが関の山なのです。もう数日後には介護に回す費用を捻出するためにネット接続も切断されて、テレビも携帯も新聞も無い生活からさらに完全なる情報鎖国に突入しようとしております。本レシピは私が、何のヒントも残そうとしない意地悪では無かったことの証拠として書き残すつもりでまとめたものです。「いいね」は押さなくていいです。それより実際に本を手に取って、その著者達が取り組んだ学問の成果を吸収して行ってもらいたい。介護疲れの私が言い残したいのはそれだけ。それではみなさん、ごきげんよう、さようなら29人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:3431回、公開:2011/07/22