tonten.1989

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本が好きで小説に関わらずいろんなジャンルを読みます📚 以前は図書館や移動図書館でお仕事をしていました。 色々な図書館めぐるのも好きです。


本が好きです
17 スタンプラリー

合計スタンプポイント:73pt

ボーナスポイント

初来館ポイント 15pt x 1

都道府県立ポイント 3pt x 2

写真ポイント 30pt x 1

初スタンプポイント 5pt x 1

さんの書評2024/10/14

図書室という銀河で出逢えた心揺さぶられる一冊

とても面白かったです! 前作の「図書室のはこぶね」で、エーリッヒ・ケストナーの「飛ぶ教室」に出会い、私のお気に入りの一冊になりました。 今作も、前作と世代は変わっていますが、野亜高校を舞台にした心温まる素敵な作品です。 宮沢賢治を研究する同好会「イーハトー部」の部長であり、宮沢賢治を愛する明るく優しい風見先輩が、ある日突然不登校になり、連絡も途絶えてしまいます。 先輩から最後に届いたメッセージを宮沢賢治作品を元に紐解いていきます。 この「謎」が読む人を物語にグッと引き込みます。 作中に登場するさまざまな他の作品たちも魅力的に紹介されており、本作を読み進めつつ、早速読んだ作品もあります。 最後の章は、物語の終わりに向けてとても心が動かされる印象的なお話でした。 言葉のひとつひとつが心にとても響いて、 思わず涙がぽろり。 様々なことをみんなで支え合いながら乗り越えて、やがて、それぞれの「ほんとう」と向き合う。 私自身の「ほんたうのさいはひ」についても改めて考える機会を貰いました。 読書の幅を広げたい人、名作により深く触れたい人、理由は分からないけれど日々の生活に満たされないと感じている人…など、様々な人に読んで欲しい作品だと思いました。

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さんのコメント2023/06/03

読んでいてとても心地よかった。 読むだけで癒される本。 上白石萌音さんの頭の中を少し覗かせてもらった感じがした。 お仕事への姿勢、大好きな歌うことやお芝居、本を読むこと、ご家族やお友達とのこと…。 とてもナチュラルで飾らない姿は昨年コンサートを観に行かせて頂いた時に感じたままで嬉しくなりました。 若いのにとてもしっかりしていて、やるとなったら腹をくくる姿は可愛らしい姿とは裏腹にかっこいい。 読んでいて、襟を正される思いもありました。 本の構成も面白く、写真や短篇小説、そして年表でより上白石さんを知ることが出来た気がします。 文才にびっくりしました。 本当に読書がお好きなんだと感じました。 お身体に気をつけて、これからもお仕事を楽しんで頂きたいです。 そんな姿を見て、私も癒しと力を頂きたいと思います。

さんのコメント2023/04/22

映画「シング・フォー・ミー、ライル」を観て、原作がある事を知りました。 映画でライルの歌声やシンプルだけど素敵なストーリーに心が躍りました。 原作絵本ではとても可愛いイラストと読みやすい文、ライルの愛らしい様子が伝わってきて面白かったです。大人でも楽しめました。シリーズものなのでぜひ次のお話も読みたいです。

さんのコメント2022/12/22

とても良かったです。 2020年にアメリカで実際にあったお話。 ニューヨークから300キロ離れた森の木の中で暮らしていたフクロウが眠っている間に木を切り倒され、ロックフェラーでクリスマスツリーにするためにニューヨークまで運ばれてしまう。 そこで作業員のおじさんに見つけてもらい保護センターで保護され、元居た場所とは違うけれど森へ帰される。 無事に森へ帰れてよかったけれど、いろいろと考えさせられる作品でいろいろな人に読んで欲しいと思いました。

さんのコメント2022/12/22

小型の絵本で素敵な装丁です。 山の上にひとりで暮らす巨人は寂しくて、街から家を盗みその家族の望みを聞く、"自分たちだけでは寂しいから友達も連れてきて欲しい"…。山の上はだんだんと賑やかになっていくけれど。。。友達がたくさんいるのも楽しいと思うけれど、たったひとり心を落ち着けられる友達がいたらそれはとても幸せな事なんだと思える。 絵本なので少ない文章だけど、心にじんわりと来る素敵なお話でした。

さんのコメント2022/07/29

本への愛がより深まった作品でした。 読書家というほど多くの本を読んでいる訳ではありませんが、小学生の頃から本が好きでした。 最近は仕事で精神的に追われていて本をじっくり最後まで楽しむ事が出来ずにいました。 この作品を読んで、街の本屋さんが減っている現実や出版業界が厳しいと言われているのを改めて寂しく感じました。 読んでいて"ミュゲ書房"のお店の空気のようなものを感じられました。居心地の良さそうな店内、木の香りやコーヒーの香り、窓から差し込む光など。。。 もっと沢山の人に本に触れる楽しさやワクワクを知ってもらいたい。 "ミュゲ書房"のような人が集まる素敵な本屋さんを自分もやってみたいな…と感じました。

さんのコメント2022/07/29

以前仕事で認知症ケア指導管理士の資格を取りましたが、認知症について理解が出来ていませんでした。 こちらの本はイラストや患者さんの体験談がとても読みやすく書かれていました。 構成がとても面白いです。 人によって異なる様々な症状や患者さんと周りの人が少しでも暮らしやすくなる工夫などが紹介されていて、とても勉強になりました。 最近祖母が認知症という事が分かったため家族にもすすめたい一冊です。

さんのコメント2022/07/29

とても面白かったです。 主人公を取り巻く高校生と優しい大人たちの爽やかで熱いひと夏のお話。 全7章で1章が1日のお話になっていて1週間という短い期間の出来事になっています。 その1週間にぎゅっと詰まっていてミステリー仕立てで引き込まれました。 読後感もとても良かったので作者さんの他の作品にも触れてみたいと思いました。 この作品のテーマにもなっている名作"飛ぶ教室"も読んだ事がないので読んでみようと思います。 この他にも色々な本が登場して紹介のようになっていて面白かったです。

さんのコメント2022/07/25

久しぶりの読書だったけど、どんどん読み進められた作品。 作品を読んで 老人ホームで過ごす方だけでなく、人が普段どんな風に感じていて何を思っているのか、 外から見ているだけでなく、何気ない言動にも寄り添えたら少しは理解出来るのかなと思った。 介護のお仕事はとても大変で尊いお仕事だと思った。 これから先、ますます沢山の人がお世話になるのだから皆が幸せに暮らすためにもっともっと介護士さんの働き方や待遇など見直しを進めて欲しいと感じた。 現実はそんなに早く主人公のように成長出来ないだろうと思ったけど、主人公の成長がとても前向きで気持ちが良かった。 先輩のその後も気になるので続編が出たらまた読みたい。