笠原分館で展示中の「仕事の物語」から おすすめの3冊

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日の名残り (ハヤカワepi文庫)

カズオ イシグロ

ノーベル文学賞作家のカズオ・イシグロさんが世界的にも権威あるブッカー賞を受賞した作品です。堅苦しい作品を想像していましたが、読みやすいのに格調高く、最後は主人公の決意が微笑ましく、胸が熱くなりました。

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ときどき旅に出るカフェ

近藤 史恵

カフェを舞台に日常の小事件を謎解きする、ちょっとミステリーなのに心がほんわか暖かくなる作品です。美味しそうなお料理やスィーツも登場して、一日の終りに読むと、幸せに気持ちよく眠れそうです。

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ストロベリーライフ

荻原 浩

さすが荻原浩さん!こんなにすべてが丸く収まってしまうとは!最初の夢を諦めたけど、それよりずっと大きな物を手に入れたよね。 夢を諦めたからこそ、そして家族のために。いい物語の条件、完璧に揃ってます。

読んだ後、う~ん満足!と思いたい人にオススメ

多治見市図書館笠原分館では8月より「仕事の物語」の展示を始めました。医師、教師、主婦、和菓子職人、シェフ、理容師、農業開発、編集者などなど、いろいろな職業の方が登場します。仕事を通して、人生とその悲喜交々が描かれた小説を150点以上集めています。
「日の名残り」は1989年に出版された本ですが、物語は1956年、主人公の執事は第二次世界大戦前の屋敷での出来事を回想しながら、オックスフォードからコーンウォールへと旅をします。淡々とした執事らしい丁寧な語り口で、読み手は気持ち良く物語に引き込まれていきます。執事のスティーブンスと静かな英国の旅を体験できます。
「ときどき旅に出るカフェ」は旅に出るのはカフェ・ルーズの店主です。1か月のうち何日かを旅に出て、そこで出会った珍しい料理をメニューに並べます。料理やスィーツの描写が本当に美味しそう。ミステリー仕立てなのもお得で楽しい1冊です。
「ストロベリーライフ」は困難に挑戦して勝利する物語です。主人公たちが苺栽培に挑戦し、ラストは200パーセントのハッピーエンド。苺狩りにきっと行きたくなりますよ。


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閲覧回数:1621回、公開:2017/10/24

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