沖晴くんの涙を殺して
余命一ヶ月の女性・京香と、死神との契約で命と引き替えに負の感情を奪われ特殊能力を得た高校生・沖晴。二人が出会い、共鳴し、見つけた大切なもの、失ったもの。意味深な章題も秀逸。生きている。それだけで尊い。
カヨと私
小豆島で真っ白なヤギ「カヨ」と暮らし始めた著者。しかし平和で穏やかな時間は長くは続かない…。発情、出産…制御不能な野生との共存にカオスと化す日常と彼らへの愛情のはざまで奮闘する日々をスリリングに描く!
やらかした時にどうするか
どれだけ注意していても生きていれば必ずどこかで起こる「やらかし」。大切なのはそれを前向きにとらえ、どうやって次につなげるかだと著者は言う。失敗に厳しすぎる現代を生き抜くみちしるべとなる心強い1冊。
きっと明日はいい日になる
落ち込んでいるとき、イヤなことがあったとき、悲しいとき、なんだか苦しいなあと思っているとき、面白いことなんか何もないなあと感じているとき……この本を読んだら、すこーし元気が出るかも。
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
SF小説。主人公と尊敬しあうバディになる異星人のエンジニアがとにかくかわいい。「人間の脳、役に立たない」「黙れ!」なんて言える彼らの会話をニコニコ読むと良いです。難しいこと考えるのは、そのあとでいい。
10代の人たちにオススメ
「つかさ食堂」は、和歌山県内の高校・大学図書館司書の有志メンバーが「この本おもしろいで!」を10代の人たちに伝えるフリーペーパーです。7冊の紹介本と、本や読書に関するコラムを掲載しています。フリーペーパーは、県内の公共図書館や書店に設置していただいています。15人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:936回、公開:2024/01/10