「まちライブラリー」の研究 「個」が主役になれる社会的資本づくり
NDC:016.29開始から12年、全国1000所以上に広がる「まちライブラリー」。提唱者の体験と運営者・利用者・関係者への聴き取りをもとに、自生的な場づくりの鍵を考察する。(荒木亜紀子 司書)
手の倫理
NDC:141.24無責任な優しさという言葉の衝撃。孤立から抜け出すには信頼できる人を見つけるのではなく、依存先を街中に分散させる発想は、今もわたしの家族に宿ってます。(岸田奈美 作家)
思いがけず利他
NDC:151.5「利他」って本当にあるの?社会的処方を始めようとする人、すでに触れている人、すべての人にとって大切な視点が詰まっています。(石井 コミュニティナース)
お隣りのイスラーム : 日本に暮らすムスリムに会いにいく
NDC:167国籍も言語も違うムスリムが、国境も宗教も超えて助け合うのはイスラムの「困った人がいれば助けなさい」という教えのため。日本で忘れかけている隣人愛を思い起こすことができる本です(荒木 司書)
ふるさとの手帖 : あなたの「ふるさと」のこと、少しだけ知ってます。
NDC:291.09若き写真家・かつおさんが全国の市町村を全て回った写真の記録。あなたが暮らした町も、大切なあの人と過ごした風景も、もしかしたら収められているかもしれません。(西智弘 医師)
13歳から考えるまちづくり
NDC:318たくさんの課題を抱えている地方のなかでも独自の工夫や方法で、地域を活性化させている自治体があります。それぞれの自治体からヒントをもらえる一冊です。(荒木亜紀子 司書)
ヒトゴトにしない社会へ : ほどよくつながれば、もっと生きやすい
NDC:335.8人はなぜ人とつながるのか、人が自信を取り戻し、生きやすくなるためのヒントを、様々な取り組みの実践例から見つめることができる一冊です。(原 司書)
ネイバーフッドデザイン : まちを楽しみ、助け合う「暮らしのコミュニティ」のつくりかた
NDC:361ご近所さんと声を掛け合う関係ですか?まちの課題解決の大きなヒントとなるはずです(荒木亜紀子 司書)
孤独と居場所の社会学 : なんでもない"わたし"で生きるには
NDC:361ハイパー・メリトクラシーの概念を引きつつ、現代の若者がいかにアイデンティティや居場所の構成が難しくなっているかを説く。最後にはきちんと処方箋が示されているところが良き。(西智弘 医師)
ケアしケアされ、生きていく
NDC:361.4誰かのケアをしながらもあらゆるモノや人からケアを受けていると感じる瞬間があります。それを自身の体験から紐解き、共に思いやるケアにやさしく考えさせてくれる本です。(河村詩穂 小杉湯)
人間関係を半分降りる
NDC:361.4「みんなと違う自分でいい」‐『完全自殺マニュアル』の著者が生きづらさと向き合った先の結論。人間関係は気楽なくらいがちょうどいい。(荒木亜紀子 司書)
ゆるい場をつくる人々 : サードプレイスを生み出す17のストーリー
NDC:361.7いまやサードプレイスは「ゆるさ」がキーワード。「楽しいから参加する」きっかけなんてそれで充分。(荒木亜紀子 司書)
弱者の居場所がない社会 : 貧困・格差と社会的包摂
NDC:368.2 社会的包摂の対義語である「社会的排除」について、具体的な事例と僕らの「思いこみ」を知らせてくれる良書。視点が変わる、という意味ではこれほどの本はなかなか無いと思う。(西智弘 医師)
わたしが誰かわからない : ヤングケアラーを探す旅
NDC:369 ヤングケアラーと呼ばれる人の心を、こんなにも的確にとらえてくれる本があることに救われた。孤立を孤立だと思わない人のことが、わかるかもしれません。(岸田奈美 作家)
バザールカフェ ばらばらだけど共に生きる場をつくる
NDC:369色んな背景を持つ人々のありのままを受け入れ、共に生きていく場をつくり出してきたバザールカフェの渾身のレポート。(荒木亜紀子 司書)
いそがばまわれ
NDC:369.27「まちをつくるのはだれだ?」おじさん、おねーさん。ごく普通のまちの人たちを取材している本でありながら、社会的処方のヒントが大きく隠れている本(勝山陽太 一般社団法人プラスケア)
まともがゆれる : 常識をやめる「スウィング」の実験
NDC:369.27自分の欠点ではなく「世の中が押し付けてくるまともな生きかた」と戦う術。ダメさ・弱さで世の中が回る様から、そこに実は社会的処方のヒントがある(勝山陽太 一般社団法人プラスケア)
異彩を、放て。 : 「ヘラルボニー」が福祉×アートで世界を変える
NDC:369.27 障害をもつ方とどのような視点で関わり、何を大切にしていくべきなのかがわかる一冊です。(西智弘 医師)
やっかいな問題はみんなで解く
NDC:377.04社会起業家にとって大切な考え方が広く散りばめられている本。ネットワークサイエンスから、表面上の答えに飛びつかない心構えまで、実例も踏まえて学ぶことができる。(西智弘 医師)
社会疫学 上
NDC:498[シリーズ] ハーバード大学の教科書としても使われたこちらの本。人の健康がいかに社会的な要因によって影響されるかを、多角的な視点と豊富なエビデンスで解き明かしています。(西智弘 医師)
友だちの数で寿命はきまる : 人との「つながり」が最高の健康法
NDC:498 社会的処方等が日本で取り上げられる前につながりと健康の関係について紹介した本。日本の孤立・孤独とそれへの対応が求められるようになった黎明期を知るために読んでみたい一冊。(西智弘 医師)
格差時代の医療と社会的処方 = Health care and social prescribing in an age of disparity : 病院の入り口に立てない人々を支えるSDH〈健康の社会的決定要因〉の視点
NDC:498健康格差をもたらす「健康の社会的決定要因(SDH)」とは何か?その課題を解決する手段の一つの社会的処方について多角的に学べる一冊です(荒木亜紀子 司書)
健康格差対策の進め方 : 効果をもたらす5つの視点
NDC:498健康日本21の基本姿勢に加わった「健康格差の縮小」。この本はその健康格差対策に役立つ理論や重要な視点を押さえ、実践に活かせる事例を紹介・解説した実用書です(荒木亜紀子司書)
マイパブリックとグランドレベル
NDC:518.8意外と気づいていない、まちと自分との距離感。本書は「マイパブリック=私設の公共」という言葉で、その距離を測りなおすことを教えてくれる。(西智弘 医師)
こんなまちに住みたいナ : 絵本が育む暮らし・まちづくりの発想
NDC:518.8絵本コレクターであり、まち育ての達人である著者が伝える、コミュニティに必要な心の栄養素とは?(荒木亜紀子 司書)
料理と利他
NDC:596.04「自然−作る人−食べる人」という関係のあいだに、利他がはたらく。私たちが見つめ直し、変えられるのは、日常の中にあることから、ではないか。(伊藤達也 東京藝術大学)
銭湯から広げるまちづくり : 小杉湯に学ぶ、場と人のつなぎ方
NDC:601.1緊急事態宣言は誰もが孤立しうる存在であることを突き付けられた。銭湯を起点とした地域のつながりづくりに奮闘された「小杉湯となり」は非常に貴重な社会的処方の試み(まみーた 市民活動者)
ウィキペディアでまちおこし : みんなでつくろう地域の百科事典
NDC:601.1地域に関係する写真をアップロードしたり、資料を元に文章を書くことで、地域への注目度が変わる-そんな社会貢献の方法でもある「ウィキペディアタウン」をガイドしている1冊です。(司書)
公衆サウナの国フィンランド : 街と人をあたためる、古くて新しいサードプレイス
NDC:673.9「ととのう」。街から消えゆく公衆浴場を、現代人の居場所に変えるヒントがここにはあります。(荒木亜紀子 司書)
美術館と大学と市民がつくるソーシャルデザインプロジェクト
NDC:704 東京都美術館で開催されてきた「とびらプロジェクト」。アートと社会的処方の関係性を知るためにもまずはこの本をお勧めします。(西智弘医師)
しあわせは食べて寝て待て = Happiness comes from eating,sleeping and waiting 1
NDC:726.1 [シリーズ]世話好き(おせっかい)のお陰で生きることが少し楽になったり救われたりするんだなって思ったコミック。(まさこ 司書)
うちらはマブダチ
NDC:726.1大学時代に出会ったマブダチたちとの友情は、人生のターニングポイントを共にした愛しい日々の記憶と一緒にその先へと続いていく。読むと誰でも何かしら思い出すことがある(うさやまうさこ司書)
ルピナスさん : 小さなおばあさんのお話
NDC:726.6ルピナスさんはおじいさんと「世の中を美しくするためにひとつ何かをする」という約束をしました。小さな約束の積み重ねで、私たちはつながっているのかもしれません。(司書)
このかべどうする? : みらいへのちから◆問題解決力◆
NDC:726.6子ども向けの絵本ですが、リンクワーカーに必要な発想、視点が載っていると感じました。(勝山陽太 一般社団法人プラスケア)
もりのなか
NDC:726.6森でかくれんぼをしていると動物たちは姿を消します。お父さんは「また今度まで待っててくれるよ」と言います。つながりを持つことは、お互いに相手を待てるということなのかもしれません(司書)
ぼくは独り暮らしの老人の家に弁当を運ぶ
NDC:748 生きること、生活を重ねることへの強い生命力に込み上げるもの、突き動かされるものがあります。訪問看護師として伺っていた方々のことを思い出させてくれる一冊です。(河村詩穂 小杉湯)
老人ホームで死ぬほどモテたい
NDC:911.16生と死、それは特別なことではなく日常の中にあるってこと。生きるってこと。それを31音で表現するアート。社会的処方としての短歌。副読本もぜひ。(西智弘 医師)
思えば、孤独は美しい。 = Lonely is beautiful.
NDC:914.6 タイトルがすべてを物語っています。この言葉に出会えた時に、独りで抱えていたものが報われた気がしました。(岸田奈美 作家)
食べることと出すこと
NDC:916 重い病気の人の抱える孤独を癒やすのは、時に優しさではなく、同じ孤独を持つ者とともに崖っぷちに立った時かもしれない。感覚の共有がもたらすものを教えてくれました。(岸田奈美 作家)
社会的処方に興味がある・地域や人とのつながりによって課題に向き合おうとする人たちにオススメ
「社会的処方」って、ご存知ですか?病気や症状に対して薬を処方するのと同じように、孤独や孤立などで起こり得る困りごとを "人や地域とのつながり" の処方によって、解決のヒントを見つけていくことを指します。1人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:131回、公開:2025/01/15