モロッコ革の本 (1980年) (集英社文庫)
日本では馴染みの薄い「ルリユール(製本)」。著者がベルギーに留学し、西欧に古くからある製本技術を学んだ体験談。天才的な製本家、共に学ぶ学生に囲まれて、本を一冊一冊、手で仕立てる楽しみを知る。
書物の敵
原著刊行は1896年。愛書家の著者が「本」にとって何が敵であるかを熱く語っています。火災、水害などもありますが、子供や製本家、末尾の解説には図書館員も挙げられています。語り口はユーモアたっぷり。
本の匂いが好きな人にオススメ
デジタルで本を読むにも抵抗がなくなり、iPadも愛用しています。262人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:4973回、公開:2010/07/10