一線を越えてしまった人たちの生き方を知る3冊
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最後の冒険家
石川 直樹
自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝
レスリー デンディ
老人ホーム―一夜のコメディ (海外文学セレクション)
B.S. ジョンソン
自分が常識人だと思っている人にオススメ
自分の世界の範囲について、再考するきっかけになりそうな3冊の本を選びました。
自分が信じている事柄なんていうものは、この世界のほんの一部分でしか無いし、真実だとも限らないのではないでしょうか。あなたの常識と、他の人の常識は全然違うかもしれない。同じ場所で同じ時間を過ごしていたとしても、他人が見ている世界は、あなたのものとは全然違うかもしれません。
本を読むことの魅力は、他の人の世界を追体験できることにあると思います。なぜ(ある種の)人は、命をかけてまで夢を追い求めるのか。なぜそこまでしてまで、真実が知りたいのか。意識が薄くなっていったとき(それは人ごとではありませんね)、何を感じ何を思うのか。・・少し思いをはせてみると、自分が築いていた思考の壁が少し取り払われるかもしれません。ぜひ、他の人の考え方や意識を体感してみてほしいです。
ところで、ここではジャンルが全くばらばらの3冊を取り上げました。
図書館では、「最後の冒険家」はティーンエイジャー向けの棚にあるかもしれないし、「自分の体で実験したい」はおそらく科学書の棚、「老人ホーム」は外国文学の棚で見つけることができるでしょう。それらの棚で、また新たな本との出会いがあり、読書体験が広がってゆくーそれが図書館の魅力だと思います。
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閲覧回数:4800回、公開:2010/06/28