結核の文化史―近代日本における病のイメージ
かつて猖獗を極めた病、結核。死の病と恐れられる一方、しばしば小説の題材になりました。 日本人は結核という病をどのようなイメージで捉えていたのか、そしてどのように文学と深く結びついて行ったのか?評論。
サナトリウム残影―結核の百年と日本人
『不如帰』から『太陽の季節』までの55年間。湘南はサナトリウムの地だったというのが驚きでした。 文学、戦争、政治、経済。 それらに影響を及ぼした結核の百年を記したノンフィクション。
風立ちぬ・美しい村 (新潮文庫)
自らも結核で没した堀辰雄。サナトリウムを舞台にした作品をいくつか手がけていますが、『風立ちぬ』は名作中の名作。 ちなみに松田聖子さんとは全く関係ありません。昭和13年(1938)刊。青空文庫収。
玉蘭
現代小説ですが、主な舞台は昭和初期の上海です。 結核に斃れるヒロインを描く桐野さんの筆はスゲェのひとことに尽きます。 当時、いろんな治療法があったようですが、これは・・(汗)2001年刊。
近代文学が好きな人 教科書に載っていた梶井基次郎の写真にタマゲた人 にオススメ
高校の現代国語(←年がばれますね)での衝撃といえば梶井基次郎です。31人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:4386回、公開:2012/03/11