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東京23区の区堺付近に住んでいるので周辺区の図書館や、通勤途中の図書館、さらに職場付近を含め複数の図書館を利用しています。カーリルは本の予約にとっても便利!

さんのコメント2015/09/16

楽天のサイトが意識的にドンキのようなカオス感を持たせているのは知らなかった。ミクシィがツイッターに追従するあまり、自身の強みである日記などのコンテンツを孤立させてしまい失速したという考察も面白かった。でも一番気になったのはプラットフォームの専門家を自称する著者の生業。そんなことで生活できるのか?と思ったらインドネシア在住だって。なるほどね。気に入ったのは幸福論の引用。上機嫌などは存在しないのだ。気分というのは、正確に言えば、いつも悪いのだ。だから、幸福とは全て、意志と自己克服とによるものである。

さんのコメント2015/09/13

オススメ」ということで読んでみました。ここで表現されている孤独感やら疎外感に耐えられるような強い精神力を持ち合わせていないので、いまだに海外で生活をしたことがない。若い時にやればよかったって、若い時から思ってやり過ごしてきたので、苦難に打ち勝って成長を遂げてゆくヒロインたちが眩しすぎました。

さんのコメント2015/09/06

数年前に再注目され、ワーキングプアとの関係でよく話題に上っていたけれど、これは別世界。本文でも触れているように、明治の北海道開発や、乃木軍神の旅順攻囲戦と同様に末端の人間の人命がやたらと軽い。いつの話かと思えばまだ百年も経っていない。現代に生を受けて幸せに感じました。あとさらに百年後に振り返った時、今の世の中はどのように見えるのだろうかと考えさせられました。

さんのコメント2015/09/03

僕の拙い英語に危機感をもった外国人が紹介してくれたシリーズ。豊富なイラストやCDまで付録されていて、楽しく学習することができるように工夫されています、はい。とは言いつつ、多くの表現は文末にBitchをつけているだけで、Bitchが無くたって良いじゃないか、と突っ込みどころ満載。例文の表現もとてもカラフルで笑えた。一番笑ったのは82ページ。とてもここでは公表できない表現。日本語じゃこんな表現しないよね。まったくためにならなかったけれど、面白かったので★4。

さんのコメント2015/09/03

半分の天才と半分のassholeの合成物として生まれた男が、偉大で豊かな人間性をもったリーダー成長してゆく様子を描いた本。Isaacson著の伝記のほうが赤裸々だったし容赦がなかったけれど、こちらは成長記だから晩年の偉業や強力なリーダーシップ、身近な人たちとの親密な関係など、肯定的なところに多くの描写を割いている。悪名高きassholeの人間らしさが感じられるエピソードが多く、故人もホッとしていることでしょう。最終章に収めてある夫人によるお別れのスピーチは感動的。

さんのコメント2015/08/20

三種の神器である炊飯器、掃除機、洗濯機を不要であると言い切る著者の価値観は、必要最低生活にも思えるが、スピリットは共鳴できる。本人も自覚している、男が書いた珍しい片付け本だけあって、バッサリと行くところがある一方、メモ用の紙に至るまで、こだわりのガジェットには妥協していないのに好感が持てる。また、自分の責任領域を明白に定義していて、家族との不可侵条約を守っているのも面白い。じゃなきゃ家族が息切れしちゃうもんね。これを期に自分なりの「必要十分」な状態を見つけてみようと思いました。

さんのコメント2015/08/18

図書館の本を読み始め、中程からキンドルに切り替えた。アマゾンPrimeで無料だったからね。いつものように軽快で読みやすい伊坂作品。キンドルで多くの人が何気ない、でもちょっと気の利いた台詞に線を引いていたのが印象的。さ~っと読み流している自身の読書スタイルを反省しなきゃと思いました。作品はもちろん面白かったです。

さんのコメント2015/08/16

全編を通して台湾という、僕にとってアウェイというか不慣れな舞台設定。先が見えず淡々と進むはなしはややもすると退屈しがちであったけれど、結びの章で綺麗にまとまったので消化不良なし。青春期の精神状態、台湾と中国の政情、国を二分した動乱の歴史などの不安定要素を見事に重層的に描いている。強いていてば、ちょっと長すぎかな。

さんのコメント2015/08/13

映画を観た同僚の話を聞いて読んでみました。じんわりとくる良い話です。僕らの日常に潜む損得感情やら、世間体などの些細な問題を切り離した、人間対人間の本質的な部分で展開するストーリー。少し下界から切り離された山小屋という舞台設定が絶妙。

さんのコメント2015/08/12

建国以来唯一の敗戦。天皇陛下を中心とした国体を守ろうとした陸軍の面々。陸軍は長州藩の流れをくむという司馬遼太郎の指摘の通り、過激かつとことん尊皇。終戦前夜の攻防は江戸城開城前夜の勝海舟の話を彷彿させるが、勝の自慢話ではうかがい知れなかった克明な事実が数十年前の昭和史にはある。徹底合議型の鈴木首相、侍そのものの阿南陸相、名門武家が持つ王者の風格が漂う徳川侍従、その他多勢の男達が真剣に国のあるべき姿を命がけで守り抜こうとした。圧巻はここ一番で国民や兵に直接話しかけると提案なさった天皇陛下だったと思う。