怠さんのコメント 2015/09/03
半分の天才と半分のassholeの合成物として生まれた男が、偉大で豊かな人間性をもったリーダー成長してゆく様子を描いた本。Isaacson著の伝記のほうが赤裸々だったし容赦がなかったけれど、こちらは成長記だから晩年の偉業や強力なリーダーシップ、身近な人たちとの親密な関係など、肯定的なところに多くの描写を割いている。悪名高きassholeの人間らしさが感じられるエピソードが多く、故人もホッとしていることでしょう。最終章に収めてある夫人によるお別れのスピーチは感動的。