昔から中国に対する疑問で「中国四千年の歴史」という割には人口が少ないと感じていた。 それが本書で理由が分かった。昔の中国大陸は王朝が目まぐるしく変わる戦国時代で、下剋上の世の中。数百万人単位の虐殺が絶えない歴史を繰り返していた。 虐殺といっても刀で一突きとかではない。かなりの残酷な殺し方だったことが描かれている。また、人食の文化など、日本人には考えれない民族性だ。しかし、過去のことではなく現代の中国人に継承されており、中国関連のニュースやSNSでの「中国人の罪悪感のない非道は振る舞い」が腑に落ちた。どうやら過去から継承されているようだ。 というような内容で残酷だが百田氏がなるべくオブラートに包んだ表現となっており、本としては百田氏特有の関西弁で語りかけるような文書。読みやすい。 しかし、この時代に中国大陸に生まれなくてよかった。「纏足」は初めて知った。当時の女性美の追求のためとはいえ絶対耐えられない。
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