建築学科を出たのに何故か椅子職人を目指すこととなった二人を主人公にした、瀧羽さんお得意の理系こじらせ男子もの。 直情的で思い込んだら一気に突き進む魚住と、堅実派の徳井と、性格がちぐはぐであるのに加え、デザインのセンスはあるが、技術はイマイチの魚住と、デザインセンスはないけど、技術は一級の徳井とい具合に才能もちぐはぐ。奇しくも大学時代の共感の「足して2で割ったらちょうどいい」コンビということになるのかな。発展途上のままとにかく工房を続けていくこととなって物語は終わるけど、この二人に菜摘と胡桃を含めた4人の行く末を知りたいところである。