傑作はまだ
北刻堂さんのコメント 2022/09/06
不思議な家族の形もこの作者に書かせたら、それもありなのかなという気分にさせられるのがやはり不思議。今回は生まれてから一度もあったことのない25歳の息子と、50歳の引きこもり作家の突然の同居生活が、あっけらかんと始まるというもの。いや、それにしても、加賀野氏の引きこもりぶりは、生半可なモノではないのだが、それを本人が自覚していないというのはさらにすごい。作家として、生活できているのだから、そこそこ売れているということなのだろうが、あまり読んでみたいと思わせる作風でもなさそうだなぁ(苦笑)