一応、覚悟をして読み始めたが、やはり読み進めるにつれ、つらい気持ちになってしまった。余命4ヶ月を告げられ、当然、感情が乱され、平静を保てることが難しい日々だったと思うのだが、そうした感情を抑えて、自分の命が尽きるまでの日々を坦々と綴っていく、作家としての強固な生きざまを見たような気がする。最後まで寄り添ってくれる人がいてくれて本当に良かったと思う一方で、残された旦那様が、今、どんな気持ちで日々を送っているのだろうと考えると胸が痛い。これで、本当に、この人の新作を読むことができなくなったのだなと思うと、とても寂しい。