さんのコメント2023/04/08

年の差カップルの結婚式に列席した、訳ありの人々の群像劇かな? と思ったのだが、その訳ありの出席者を語る上での舞台装置に見えていた新郎・新婦の人となりが外堀から次第に明かされていく。最後は、ムーミンのような容姿の新郎・友之の、存外に男前な内面がにじみ出て、この夫婦の幸せを祈りたくなるような気持ちにさせられた。  実は私、女優・中江有里のファンであるのだが、小説家としての力量はいかがなものかな? 読んで失望してしまわないかな? と訝りながら読み始めたが杞憂でした。

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