さんのコメント2024/10/02

世界を舞台に精力的な旅を続けて、生命力にあふれていた椎名氏も、この本が出版された時点で79歳となり、死について考えるようになってきたのですなぁ。若かりし頃にはあまり目にとめていなかった世界の葬送事情をいろいろ調べているが、様々な葬送の方法の背景には、その土地の風土が根深く関係しているというのは納得のいくものがある。北極圏の葬送については結局、結論が出ていなかったようだが・・・。あとがきは昨年亡くなった目黒孝二氏への弔辞となっているのがしんみりくる。

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