さんのコメント2023/02/08

 認知症に携わってきた医師が実際に認知症になり書いた本。実際に認知症の診断基準を作成されたり長年認知症に尽力されてこられた様です。  認知症全般のこと、歴史なども語られているのでもしご家族が認知症になられた時などにも読んでもらいたいと思います。予防で重要なことまた認知症の人と接するときにはパーソンセンタードケア(その人中心のケア)の考えてなどざっと認知症とはこういうものかというのが一通りわかるのではないかと思いお薦めしたいです。  最後の解説は猪熊律子さんという方が書かれていましたが、「認知症の人の言葉をよく聴いてほしい。聴くということは待つということ。待つということは、その人に時間を差し上げること」と長谷川さんはいった。と書かれていました。その前後217ページの内容が私はよく思い、日々忙しさの中で与えられることが出来ているか考えさせられた様な気がします。解説は是非読んで頂きたいです。

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