さんのコメント2020/01/06

佐藤正午氏にしては、登場人物のキャラの皮肉度が薄い感じだけど、読ませる力は流石。生まれ変わりをテーマに、一途な恋心の軌跡を追うストーリー展開なのだけど、最後に意表をつく展開が差し挟まれて、思わずうるっときてしまった。 直木賞作だけど、この人に対しては、ほんと今更ながらだよね。この賞の感度の遅さを象徴している

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