鋼の女 最後の瞽女・小林ハル (集英社文庫)
生後まもなく失明し瞽女(盲目の旅芸人)の道を歩み始めた少女は明治・大正・昭和・平成を生き抜き人間国宝になった。 105歳で亡くなった「鋼の女」小林ハルの生涯を描くノンフィクション。
あゝ野麦峠―ある製糸工女哀史 (角川文庫)
富国強兵、殖産興業。 近代日本を支えたのは貧農出身の少女達だった。 彼女達が命がけで紡いだ糸は何に化けたのか?いわゆる女工哀史に留まることなく、近代日本の出発点と着地点を明確に示したノンフィクション。
からゆきさん (1976年)
明治から昭和初期にかけて日本はアジアに進出して行く。 大量の軍事力と労働力。 そしてその影にはからゆきさんと呼ばれる女性たちがいた。 その多くは二十歳まで生きることを夢見た15~6歳の少女だった。
近代日本を知りたい方にオススメ
信じられないことですが、この国の近代(明治~敗戦まで)において女性は参政権(選挙権)さえ与えられていませんでした。 まったくふざけた話ですが、近代日本における女性の立場をもっとも明確に示す事柄だと思います。55人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:2188回、公開:2011/02/21