指揮者の青春時代は楽し♪

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ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)

小澤 征爾

いよいよ世界デビューという26才のころにかかれた手記。船で渡欧しスクーターで各地を渡り歩く修行時代に書かれた家族への手紙ににじみ出る人柄、今なおみずみずしい若き日の武勇伝の数々。

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森のうた―山本直純との芸大青春記 (講談社文庫)

岩城 宏之

悪友にして無二の親友・山本直純との出会い、コンビ結成からはじまり、指揮者を目指す二人の試行錯誤、師とのであい、学外のバンド活動、そして恋愛・失恋を語る、音楽への情熱あふれる芸大生の青春記。

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僕はいかにして指揮者になったのか (新潮文庫)

佐渡 裕

指揮者としての正式な教育を受けていない自称「音楽界の雑草」が小澤征爾やバーンスタインにであい、ついにベルリン・フィルを指揮するという子ども時代の夢を実現するまでの半生。バーンスタイン語録も貴重。

ユニークで元気いっぱいの青春記を読みたい人にオススメ

名指揮者の青春記に傑作が多いのはどうしてだろう?

ここに並んだ3作、日本ではおなじみの指揮者たちが青春時代をふりかえって書いた自伝的エッセイで、
どれもとてもおもしろいのです。
「武勇伝」とよぶにふさわしく、
天賦の才を感じさせるユニークなエピソードもあれば、
ちょっとまねできない大胆さや情熱で自分の夢や理想を追い、
チャンスをつかみ、世界へ漕ぎだしてゆく若さもあり、
指揮者といえば音楽家の中でももっとも謎の多い、一見むずかしげな存在であるにもかかわらず、
ちっともむずかしいところがなく楽しく読める。
指揮者はとてもチャーミングな人が多いのかもしれない、そうでなければなれないのかもしれない。

ともあれ、音楽を志すわけではなくとも、クラシックにはぜんぜん興味がなくとも、
一角の人物の青春記として広く一読をおすすめできます。
著者自身のことばかりでなく、出会った師や仲間についてもいろいろと知ることができ、
最後まで読みおえたら、次はきっと彼らの音楽が聞いてみたくなることうけあい、
もしかしたらクラシックとお近づきになるのに絶好の入門書といってもいいかもしれません。

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閲覧回数:968回、公開:2014/01/06

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書いた人 : のりすさん

こどもの本が大好き。
絵本・児童書は幼いころ出会ったロングセラーから、こどもたちとともに出会った新刊まで。
大人の本は、文庫・新書中心に出版社PR誌も愛読。
最近はようやくまた図書館に通う時間ができました。

Twitter : sakomakoharu - 作者につぶやく

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