ぼくの心は炎に焼かれる : 植民地のふたりの少年
1895年、ケニアはイギリスの植民地となった。土地は取られ、奴隷や使用人として働かなければならなくなった。1950年代〈マウマウ〉という過激な集団が土地と自由を取り戻すため武装して襲撃をする。
スラムに水は流れない
インドのムンバイのスラムに住むミンニ12歳。スラムの一日は朝早くの水汲みからはじまる。スラムでは圧倒的に水が足りないのだ。ある時、ミンニの兄たちは、水を盗んでいる集団を見つける。
中学生高校生にオススメ
私は、文学からいろんなことを教えてもらった。特に海外文学では、いろんな国があって様々な困難な状況下で生きている人々を知った。そして、人生は一筋縄ではいかないことも、文学から知った。挫折し怒り、絶望し、それでも前を向いて生きていこうとする人々、特に、それがまだ10代の少年少女だとしたら、わたしは心を奮わせながら読んでしまう。13人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:716回、公開:2024/06/20