タフィー
左の頬にある痣は、父親からアイロンでつけられたやけどの跡。家を出たアリソンが身を隠したのは、独りで暮らすマーラという認知症の老女宅。タフィーのふりををしながら、2人は同居生活を始める。
エレベーター
復讐にむかうために乗ったエレベーター。たった60秒間の間に、心の中には、次々に現れては消える人々がいた。少年の叫びがヒップホップになって聴こえてくる。少年は、復讐のために銃をむけるのか?
中学生高校生にオススメ
「最近、若い読者向けの作品で目立ってきているもののひとつに、散文形式、もしくは詩の形で綴られた小説がある。」と、『タフィー』(サラ・クロッサン作)のあとがきで訳者の三辺律子さんが書かれている。そこにあがっていた作品がこの3作品。『詩人になりたいわたし』はカーネギー賞受賞作であり、『エレベーター』はカーネギー賞候補作品である。12人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:1117回、公開:2021/12/14