「なつかしい」というみなさん、「知らないよ」というみなさんにオススメ
うだるように暑く五輪や高校野球で熱いただなかに、太田大八さんの訃報を聞きました。
太田大八さんといえば、自分にとってははじめて名前をおぼえた絵本作家の一人でした。
幼稚園で購読していた「こどものとも」の配本で、入園して二冊目か三冊目だったと思います。
「どうぶつたちのおかいもの」にであって、すみずみまで楽しい挿絵が気に入って、ぼろぼろになるまで読みました。
この絵本は、こどもがうまれてからも、補修テープで直して読み聞かせていたところ、数年前にようやく復刊しました。
商店街や売り物はいまやおじいちゃんおばあちゃんに聞かないとわからないものも多いかもしれませんが、
お話の展開と絵を読む楽しさはいまでも変わりないと思います。
「かさ」は大人になってからであいました。ことばはないのに、物語があふれている作品です。
「ともだち」も大人になってから知りました。高学年ぐらいの子にぜひ読んでもらいたいし、大人が読んでもしみじみする作品です。
なつかしいと思う人は、この機会に再読を。
知らなかったよ、という人はぜひ出会ってほしい作品ばかりです。