君たちはどう生きるか (岩波文庫)
多くの人に読み継がれてきた岩波文庫版、15歳コペルくんの日常の物語と、それを聞いた彼のおじさんのノートという形で多感な時期の精神的成長を描く。巻末に丸山真男「『君たちはどう生きるか』をめぐる回想」
僕は、そして僕たちはどう生きるか
14歳の少年とおじさん、という設定を踏襲して描く現代版の大きなテーマはさまざまな集団(同調圧力)の中でいかに個を保つか。今の若者に切実な問題をめぐるさまざまなエピソードで読ませる作品。
君は大丈夫か―ZEROより愛をこめて (ちくま文庫)
おじさんが14才の甥にあてて書いた44通の手紙というスタイルで、「滝口入道」「方法序説」「ファウスト」など古今東西の本を紹介したりしながら、人生、友情、物事の考え方、常識と良識などについて語る。
コミックで「君たちはどう生きるか」を知った人にオススメ
今年は吉野源三郎「君たちはどう生きるか」が改めて脚光を浴びた年でした。いまも岩波文庫版はロングセラーでずいぶんよまれているような、でも字の小さな文庫版ではいちばん読んでほしい年代の読者には届いていないような…という状況にこのところの世相も相まったクリーンヒットだったように思います。26人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:2149回、公開:2017/12/17