大人だからこそ楽しめる絵本

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旅の絵本 (1) 中部ヨーロッパ編 (安野光雅の絵本)

馬に乗った旅人とともに町から町へと旅する作品。字はないけれど、読み取るべき物語やちょっとした隠し絵や遊びがたっぷりつまっています。大人になっても読み返すたびに新発見が楽しめます。シリーズ8冊あり。

ピンクのぞうをしらないか

佐々木 マキ

さえないサーカス団員たちが新たな目玉としてピンクのぞうをさがす大冒険に。言葉遊びなど、こどもにはわかるまいけど大人はニヤニヤしちゃう作品。英語でピンクのぞう=酒による幻覚という比喩もあるとか。

てがみのえほん (こどものとも (200))

堀内 誠一

月刊絵本「こどものとも」で育った絵本好きな大人にとってごほうびのような200号記念企画作品。なつかしいあの物語この世界へのオマージュ、堀内誠一さんのサービス精神がたっぷりつまっています。

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

佐野 洋子

幼いうちから大好きだというこどもは少ないんじゃないかしら。一方の親の方も感極まってしまって子どもへの読み聞かせが難しい作品でもあり。大人になって、一人でしみじみ読む本。

おおきな木

シェル・シルヴァスタイン

「ぼくをさがしに」でも人気のシルヴァスタインはむしろ大人のための絵本作家といえるかも。村上春樹による新訳もでています。

タンゲくん (日本傑作絵本シリーズ)

片山 健

片山健の迫力のあるイラストはこどもよりもむしろ大人にウケると個人的に思います。隅々までこまごまと描き込まれたディテールが楽しい絵本が多いです。

ちいさいおうち

ばーじにあ・りー・ばーとん

意外と長編。物語のなかに何世代もの長い年月から四季の移り変わり、一日のめぐりなどがらせんのようにつまっている豊かな作品。

おへそがえる・ごん〈1〉ぽんこつやまのぽんたとこんたの巻 (福音館創作童話シリーズ)

赤羽 末吉

日本の昔話絵本(&スーホの白い馬)といえば赤羽末吉ですが、実は創作の大傑作があります。絵巻物風3巻仕立てのこの作品、のんきなナンセンスがたまりません。

さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)

レイモンド・ブリッグズ

年に一度の大仕事の一日を追ったコミック仕立て。サンタも仕事に飽いたふつうの年配の男だ、というリアルは子ども以上に大人がくすっとしたり共感したりできそう。

子どもよりむしろ大人にオススメ

絵本はこどものもの? そんなことはありません。
大人も楽しめる? いえいえ、さまざまな経験を重ねてきた大人だからこそ子ども以上に楽しめる作品、年齢を重ねたからこそ理解できる作品も世の中にはたくさんあります。
だっていい絵本をつくっているのは一流の大人、
ここにあげた絵本はどれも、子どもの心も持ち続けている大人が自分も楽しみながらつくりあげたものなのですから。
わが家で人気の作家の代表作を並べましたが、他の作品もぜひ手にとってみてください。

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閲覧回数:2701回、公開:2016/01/12

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書いた人 : のりすさん

こどもの本が大好き。
絵本・児童書は幼いころ出会ったロングセラーから、こどもたちとともに出会った新刊まで。
大人の本は、文庫・新書中心に出版社PR誌も愛読。
最近はようやくまた図書館に通う時間ができました。

Twitter : sakomakoharu - 作者につぶやく

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