ぐっとくる乗り物絵本3冊

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ブルドーザーのガンバ (のりものストーリー(2))

鶴見 正夫

長年いっしょうけんめい働いた最後の仕事は巨大団地のために山を切り開く造成工事でした。老骨に鞭打って誇りを持って仕事に打ち込んだ結果は…泣けてきます。

図書館指定なし

ダンプのがらっぱち (のりものストーリー (1))

渡辺 茂男

品行方正の優等生だったダンプトラックが道を踏み外してゆく物語。なにがまじめな「金剛」を破れかぶれな「がらっぱち」にしてしまったのか…考えさせられます。救いのないラストですが、教訓にはなるか…

図書館指定なし

きかんしゃやえもん (岩波の子どもの本)

阿川 弘之

長年いっしょうけんめい走り続けてきた旧式の機関車に世代交代の波がせまります。あわやくず鉄になるところでしたが…唯一ほっとできる結末。 余談だけれど、このお話は擬音語が楽しい。

図書館指定なし

のっぽのスイブル155

こもり まこと

これは上の3冊とは別の意味で胸が熱くなる物語です。震災復興をきっかけにした再生の物語、実話を元にしています。おすすめです。

社会にもまれてがんばっている大人にオススメ

男の子の大好きな乗り物絵本、
乗り物たちが擬人化されて繰り広げられる世界は案外リアルです。
なかでも働く乗り物の世界はさながら会社や世間の縮図、
まじめな働きが報われなかったり、長年の奉仕が評価されなかったり、という物語は
仕事から疲れて帰っておやすみ前のお子さんに読み聞かせたりしたら不覚の涙がこぼれてしまいそう。

がんばってるお父さんならずとも、
主人公の受ける理不尽な仕打ちに読み手の声が震えてしまいそうな、
そんな3冊をわが家の本棚からご紹介します。
幼い正義感に訴えるものがある、息子のお気に入りの作品でもあります。

追記:新たにすてきな作品との出会いに恵まれ、一冊追加しました。

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閲覧回数:2817回、公開:2015/02/25

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書いた人 : のりすさん

こどもの本が大好き。
絵本・児童書は幼いころ出会ったロングセラーから、こどもたちとともに出会った新刊まで。
大人の本は、文庫・新書中心に出版社PR誌も愛読。
最近はようやくまた図書館に通う時間ができました。

Twitter : sakomakoharu - 作者につぶやく

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