チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)
ニューヨークの古本を愛する女性とロンドンの古書店主の往復書簡集。登場する書物の英文学のいいとこどりのような読書案内になっているのも魅力のひとつ。
あしながおじさん (新潮文庫)
居場所を失った孤児院から篤志家のおかげで大学へ行けることになったジルーシャが、篤志家に書き綴った近況報告。児童書の棚にもあるけれど、大人にも読み応え十分。「キャンディ・キャンディ」の原案とも。
ポルトガル文―他一篇 (角川文庫)
ポルトガルのとある修道院の尼僧が恋人にあてた5通の手紙で構成された中編。 ちくま文学の森シリーズ第一巻『美しい恋の物語』にも収められている(わたしはそちらで出会った)。
君は大丈夫か―ZEROより愛をこめて (ちくま文庫)
もともと「暮しの手帖」に連載された『ZEROより愛をこめて』。吉野源三郎『君たちはどう生きるか』のようにおじさんから甥の順君への手紙形式でつづる大人になりつつある世代へのメッセージ集。
手紙好きさんにオススメ
手紙だけで展開する小説を中心に集めてみました。28人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:10547回、公開:2014/06/28