エーリッヒ・ケストナー こわれた時代
『エーミールと探偵たち』『飛ぶ教室』『ふたりのロッテ』など楽しい名作を書いているドイツのケストナーの自伝。彼は第2次世界大戦中、ずばずば軍国主義を批判し、命の危険を感じながらも国にとどまっていた。
目で見ることばで話をさせて
アメリカ南部のマーサズ・ヴィンヤード島では、難聴によるろう者が25人に1人はいたという。なので、島人はみんな手話で話ができた。この実在の島を舞台にした、感性豊かなろう者メアリーの物語。
中学生高校生にオススメ
私は、文学からいろんなことを教えてもらった。特に海外文学では、いろんな国があって様々な困難な状況下で生きている人々を知った。そして、人生は一筋縄ではいかないことも、文学から知った。挫折し怒り、絶望し、それでも前を向いて生きていこうとする人々、特に、それがまだ10代の少年少女だとしたら、わたしは心を奮わせながら読んでしまう。13人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:851回、公開:2022/07/28