私は男が大嫌い
ミソジニーとミサンドリーは対称ではない。ミサンドリー肯定の書。訳者解説も良かった。「支配者は、従属者(サバルタン)の立場を語る資格が真にあるのかを、常に自分自身に問わなければならないのだ」
美とミソジニー 美容行為の政治学
男性はゆったりとして機能的な服装をしているのに、なぜ女性たちは機能面を犠牲にしてまで装飾をするのだろう。女性が装飾や美容整形をする背景を考えるための新たな視点。それは「個人の選択」なのだろうか?
脱コルセット:到来した想像
女性が一切の装飾をやめることを「脱コルセット」といい、この本は韓国で脱コルセットを実践した女性たちの体験が語られている。『美とミソジニー』とセットでおすすめする。
マルクス主義、フェミニズム、セックスワーク論
女性の自己決定権を謳う「セックスワークisワーク」の欺瞞を暴く。性産業を擁護する人(多くは男性や性産業の関係者)たちの詭弁に立ち向かうために欠かせない一冊。
こわれた絆 代理母は語る
代理出産について議論するとき、なにかと美化されたりポジティブな面ばかりが強調され、代理母となった女性たちの語るネガティブな体験は無視される。しかし、代理出産の影の面も知っておくべきだろう。
女性のためのフェミニズムに関心がある人にオススメ
女性差別について考えるうえでは身体のことは外せないと思い、フェミニズムに関する本のなかでも特に女性たちの身体にまつわることや、女性の抑圧、女性たちの隠された本音について書かれている本を選びました。こういった本はあまり注目されないので、私と同じような関心を持つ方たちの参考になれば幸いです。20人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:1142回、公開:2023/08/18