図書館でしか読めない本たち

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図書館指定なし

ねこたま (富士見ファンタジア文庫)

小林 めぐみ

安田均氏他選考委員が驚嘆した小林めぐみのデビュー作。ファンタジーとも、SFともつかない、どこかで読んだような安心感と、あっと驚くお約束やぶりな展開は、一読の価値あり!

図書館指定なし

イルカに乗った少年―両棲人間第1号 (講談社 青い鳥文庫)

A.R. ベリャーエフ

本当はあかね書房版がオススメなのですが。こちらも埋もれている名作。水の中で呼吸ができるよう改造された青年と、真珠とりの少女の恋物語。幼心には青年に訪れる理不尽な出来事が哀しかった。

図書館指定なし

画文集 バウルの歌

秋野 不矩

インドで教鞭も取りながら、インドを描いた画家の画文集。絵本作家でもあった彼女がインドの子供が遊ぶさまを、どんな絵本よりも彼らの心をはぐくむものだろうと思う言葉が、いまだに忘れられません。

ほこりが平気な人にオススメ

図書館の仕事でつらいこと。
それは本は無限に出版されるけど、本棚のスペースは有限だということ
新しい本を置くために、それまであった本は、書庫に移動され、
最終的には永久保存か廃棄処分ということになります。
取捨選択の基準はいろいろですが、その一つは貸し出し回数。
一概には言えませんが、やはりスペースの少ない小さな町の図書館では、
名作未満佳作以上の本たちは、その人気度、使用され度で廃棄か保存かが決められてしまうわけです。
一回書庫に入ってしまえば、手にとられることはかなり少なくなってしまう本たち。
書庫をのぞけば、自分を図書館好きにした懐かしい古臭い本が並んでいます。
しかーし、いくら自分の思い入れが強くても、それを基準に残す本を選ぶのは公私混同。
でも、このまま借りられないと廃棄選別の対象に!
ということで、ぜひ、図書館の棚に並んでいなくてもあきらめずに書庫を調べて借りていただき、
廃棄を逃れてほしい本を、きわめて個人的な嗜好で選んでみました。
古書や個人蔵でも手に入るかもしれないけど、図書館だったらもっとお手軽に
懐かしい本を読めますよー。ちょっと(かなり?)ほこりっぽいかもしれないけど、
自宅の本棚にはなくても、近所の図書館にあってほしい本。
年に1度くらい借りていただいて、この本たちの居場所を作ってやってくださーい。

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閲覧回数:16644回、公開:2010/07/05

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書いた人 : tranquillaさん

図書館で働いているため、本のタイトルと中身は
よく知ってますが、熟読している本は少ないです。
最近の読書傾向はいわゆるガイブンに偏ってて、
あまり、和物に詳しくありません...

Twitter : nyanyachungu - 作者につぶやく

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