琥珀の夏 (文春文庫つ 18-7)

辻村深月（著）

通算 50 読みたい！

もっともっと探す

+もっと

の図書館をまとめて探す

近くの書店在庫を調べる

CiNii Booksで大学図書館の所蔵を調べる

詳しい情報

出版社: 文藝春秋(2023-09-05)

ペーパーバック: 624 ページ / 10.7 x 2.4 x 15.3 cm

ISBN-10: 4167920913 ISBN-13: 9784167920913

ほかのサービスで見る

版元ドットコムカスタマイズ

紹介

『かがみの孤城』『傲慢と善良』の著者が描く、瑞々しい子どもたちの日々。そして、痛みと成長。かつて、カルトだと批判を浴びた＜ミライの学校＞の敷地跡から、少女の白骨遺体が見つかった。ニュースを知った弁護士の法子は、無騒ぎを覚える。埋められていたのは、ミカちゃんではないかーー。小学生時代に参加した＜ミライの学校＞の夏合宿で出会ったふたり。法子が最後に参加した夏、ミカは合宿に姿を見せなかった。30年前の記憶の扉が開くとき、幼い日の友情と罪があふれ出す。解説・桜庭一樹

書評とコメント

北刻堂さんのコメント 2024/09/28

読み始めは、児童養護施設を舞台にした物語かなと思ったけど、そんな単純な所ではなかった。一見、崇高な理想を掲げているものの、結果的に、子供たちの現実社会における未来を奪ってしまう「ミライの学校」という名前が何とも皮肉なものになってしまっている。清濁併せ持つ必要のない社会を目指すことが必ずしも悪いことではないのだろうけど、現実社会と途絶した環境でそれを目指そうとすると、結局は独りよがりな集団が出来上がってしまうのかなぁ。いろいろ考えさせるものがある。

この本の感想を書いてみよう。この本にコメントする

近くの図書館から探してみよう

琥珀の夏 (文春文庫 つ 18-7)

もっともっと探す

詳しい情報

琥珀の夏 (文春文庫つ 18-7)