たりん

たりん

雑誌と本が大好きです。チェコ語を勉強しています。

@_f_u_t_o_n_

本が好きです
2 スタンプラリー

合計スタンプポイント:7pt

ボーナスポイント

初スタンプポイント 5pt x 1

さんの書評2013/12/13

出版業界に就職したくて、この本を手に取りました。

出版業界に就職したくて、この本を手に取りました。 出版業界について、本の流通についてのざっとした知識をいれるのにもちょうど良い本です。(2章に詳しいです。) 斜陽業界と言われている出版業界ですが、それは、今までのやり方が行き詰まってきているというだけのことで、表紙にある通り、本の未来は明るく、わくわくするものである、わくわくすべきということがずんずんと伝わってくる本でした。私も、現状を嘆くだけの芸の無い人ではなく、厳しい現状も真面目に面白がることができるひとになりたいです。 私はただの学生で、出版業界を外側からしか見ていないので、内沼氏の語りは分かりやすく共感できるものでした。きっと出版業界の方が読んだら「それはそうだけど、でもそうはうまくいかない」と思われるようなこともあるかもしれません。それを含め、この本をめぐって率直な議論が生まれて、本を取り巻く状況が今よりもっと楽しい方向へ広がっていったらと思います。 内沼さんの書き込み入りの古本を売るというプロジェクトをちょっとアレンジして、私が書き込みをした『本の逆襲』を友人に貸して、それにまた書き込みを加えてもらって、そのあと一緒に話したりする、交換日記のようなことをやってみようと思っています。 本のまわりは楽しいことでいっぱいです。

この書評がいいと思ったら、押そう! » いいね!