図書館はサラリーマンの味方。
他山の石として、貴重な本。SOAやマイクロサービスは疎結合がポイントなのにグローバルトランザクション使ったら意味がない、もともと処理の多い月末に異例バッチ重ねてはいけない、運用要件やエラー処理要件の優先度は下がりがち、などなど。一方でセブン銀行の東阪交互運用方式は素晴らしい。
1988第一勧銀STEPS稼働→2002みずほ銀行設立初日の大障害→2011震災義援金振込集中で大障害→2019MINORI稼働の歴史。技術的な解説は表面的な内容に留まる。MINORIでバッチ処理をオンライン処理に変えるのに苦労はなかったか。超高速開発ツールの効果はどうだったのか、といったところを深掘りしてほしかった。
自分にとっての「効用」と、他人に売るときの「価格」は別の価値尺度。GDPが増えてなくても社会全体の効用が増えているなら良い。大して効用を増やさないのにその年のGDPだけ増やすようなBullshit jobは本当にshitだ。日本の国債の発行は、政府がその使い道を誤らない限り、日本を破綻させるものではない。というようなことを直感的に分かるように書いてある。
ブロックチェーンの本じゃないが、ブロックチェーンの仕組みがよくわかる本。ブロックチェーンという仕組みの部品である、一方向ハッシュや、ブロック暗号について、丁寧に説明された本だから。 楕円曲線などの数学理論についていけない人も置いてけぼりにしない、理解しやすい良い入門書。
第一部を読めば、ウォーターフォール開発の何がそんなに悪いのか、が分かる。非エンジニアが、ソフトウェア開発の真実を知るのにも良い。第二部は基本的なアジャイルのプラクティスの説明。「設計は最後に行う」というプラクティスは、刺激的なタイトルだが、内容(ジャストインタイム設計)は強く共感できるものだった。
「IFAが変える」というサブタイトルだが、中を読むと、日本のIFAとは一味違う、米国の「RIAが変える」のだと分かる。RIAとは、Registered investment adviser。ゴールベースアプローチで、顧客の資産運用をサポートする。今の日本のIFAは米国ではIndependent broker-dealersと呼ばれているタイプが多い。相場見通しなんて分かるはずもないものを語ってもなんの付加価値もない。そうではなくて、ファイナンシャル・プランニングを提案するのがRIAなのだ。サブタイトルの印象とは反対に、日本のIFAにコレじゃない感を抱いてる人にこそ、オススメの本。
MMTの本を初めて読んだので、この本が他のMMTの本と比べてどうなのかは分からないが、MMT自体がとても興味深くて面白かった。政府の借金は望ましいもので、返済するべきではないという主張は、プライマリーバランスを目標に掲げる日本政府と真逆の理論であり、最初は信じがたかったが、この本の論述にはとても説得力があり、納得できた。これは、米国の若手政治家オカシオコルテスおよびその師匠バーニー・サンダースの主張でもある。 MMTを理解すると、ビットコインのようなアナーキーな暗号資産では、貨幣の持つ力をすべて代替することはできなくて、やっぱりCBDC(中央銀行デジタル通貨)じゃないかなと思わされた。
WebAPIのインターフェースを設計する前に読みたい本。APIの数が増えてくるとインターフェースの一貫性を保つのが意外と難しい。そこで一貫性を保つためにデザインガイドラインを定めたりするが、その代わりとして、使える本。 ただ、内容は、1度でもAPIを設計したことのある人なら当たり前の、簡単な事しか書いていないので、☆は少なめ。 分かっちゃいるけど、出来てないこと、を再確認するための本かな。
OAuth2について「きちんと」書かれた本。OAuth2はもちろんのこと、OAuth2がベースとなっているOpenIdConnectについて知りたい人にもオススメ。Proof of Possession:PoPなど、仕様策定中の最新技術も紹介されている。著者は仕様策定にコミットしている人なので、本の内容の信頼度も高い。
中級者向け。TLSについて丁寧に説明されている。欲を言えば、もっと図表があれば、より理解しやすくなると思う。TLS以外の技術要素の説明は、割とあっさりだが、全体を俯瞰するのには良さそう。XmlHttpRequestの名前の由来にびっくり。どこがXMLなんだろう?と思ったことがある人は読むべし。