公立高校で学校司書をしています。社会派、イヤミス系の小説が好きです。
あらすじ:大御所ミステリ作家の隠し子として生まれた僕は、母を事故で亡くし貯金を頼りに書店でアルバイトをする生活。そんな中、義理の兄を名乗る人物から、父の遺稿を探してほしいと依頼を受ける。僕は生前父と関係のあった人から話を聞き、遺稿の手掛かりを探すことに。亡き父が残した「透きとおる」物語とは...? 衝撃のラストに思わず息を飲む、新感覚ミステリ。 感想:久しぶりにミステリで感動した……。紙の本を愛するすべての人へのラブレターのような小説だった!ミステリといえど、内容自体は派手などんでん返しもなく、殺人すら起きない平和なミステリ。それでここまで人の心を動かせるのがすごいし、記憶消してもう一回読みたいです。