動植物図鑑からドキュメンタリー、ビジネス本など 興味あり。
世界各国から取り寄せたいろんな植物がフランスの庭園を飾るお話は、とても興味深い。植物も歴史も大好きな私にとっては、購入して家に一冊置いておきたいくらいだ。 しかし和訳の下手さなのか、あまり日本語になっていない文章が多くて読みづらい。誤字脱字がけっこうあるし、植物の和名(ニシキギ→正しくはセイヨウマユミ)も違っている。さすが序説に「独自の判断で使用した場合のトラブルは、弊社および翻訳者は、一切の責任を負いかねます」と書いてあるだけある。 マリーアントワネットが愛した植物史、として受けとる程度にした方がいいかも。あまり鵜呑みにしないようご注意を・・・。
映画化された本。幕末~激動の時代に揺さぶられた猪山家の家計簿は、本当に面白かった!! 明治10年、直之の妻が孫に説いた教育観、「学問の目的は教養のためではなく、職業地位を獲得する一手段である」という考え方は、十二分に納得できた。 また何よりも、こんなにわかりやすく興味深い本を、著者・磯田道史氏が33歳で出版したというのだから、頭が下がる。ぜひ彼の著書をもっと読んでみたい!