油彩 » 油彩画(ゆさいが)、油絵(あぶらえ)とも呼ぶ。乾性油を用いた油性塗料は12世紀ごろには存在し、15世紀までにはテンペラと油絵具の混合技法も考案されていたが、現代に通ずる揮発性油や樹脂を併用する油彩技法は、ネーデルラント地方(現在のオランダ、ベルギー地域)において画家のファン・エイク兄弟(図参照)らによって15世紀前半に確立されたと考えられている。