やまてるさんの書評 2014/10/05 1いいね!
生命とは何だろう? 誰しも一度は考えたことがあるテーマかもしれない。 生物学者の著者が、生物の誕生から進化の歴史を説明しながら、 知力を活かして協調性ある人類の進化という著者の希望を感じる。 137億年前に宇宙が誕生し、46億年前に出来た地球。 そして、38億年前地球に生命が誕生した。 そもそも生命体とは何か? 生命体の起源は? 人工的に生命体を作れるのか? 生命に関する様々な研究をわかりやすく説明している。 そして、結末、人類の未来は進化か絶滅か? 人類は攻撃性ある生物。互いに殺し合う。 また地球環境の大変動、特に寒冷化。 果たして生き残れるのか? そんな中でも人類は、進化して、生き残れるという著者の希望的観測。 人類は、協調性も備えてきた生物。 知力を振り絞って生き残ろうとする生物。 それこそが、人類の進化のあり方だと。 生命とは何か? その疑問は神の視点で、人間にはわからないだろう?と著者は語っている。 だが、それでいいのだと。 この本で、生命の神秘や不思議を感じ、優しい気持ちになれる。 第60回青少年読書感想文全国コンクール・高等学校部門課題図書
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