sugarさんの書評 2020/12/12 1いいね!
コロナショックと昭和おじさん社会 (日経プレミアシリーズ) 河合 薫(著)☆ゼロ コロナの影響で既存システムのひずみが顕在化し、それによりニューノーマル生活に多大な影響を及ぼしている。 昭和初期に定義され、高度成長期に詠歌を極め、それを基に築かれた生活スタイルが時代遅れになっていたが、だましだまし何とか社会は回っていた。 それがコロナにより否が応でも変化せざる負えなくなったが、昭和おじさんは社会上層を占めている、特に会社では古いシステムで成り上がっていった人が上司となっており、政治も同じで急激な変化についていけず旧態依然のシステムを捨てようとしていないことにより、多くの弊害が出ていると そこまでは良い。 では、どうするのか?未来についてこの本には何も書かれてはいない。 コロナ以前に著者が書いたコラムを手直しして、色々と呟いているが何から何まで支離滅裂 指摘するまでもなく、アンケートを基に量的調査、更に中身についても質的調査をしているとの事だが、出てくるのは著者の知り合いや○○と言われている。など 政府の提言も「家族を大事に」との言葉に、家族すら頼るものがいない人をないがしろにしていると糾弾しているが、最終的にそれらの人たちは「他人力」を糧にすべきであると結んでいる。 本のお題目からこんなにずれた結論を良くも出せたな?と逆に感心する。 日経プレミアシリーズのレベルが知れるという意味でしか役に立たない。 かなり勉強して、それなりに実績を残していると思われる著者だとお見受けしますが、紙の無駄になるのでブログで呟いていてください。
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