さんの書評2019/11/18

人情料理ばなし

わん屋2巻目。3巻目かと思ったらまだ2巻目でした。子供が生まれたからかな?人情たっぷり、料理たっぷりです。江戸のお雑煮、巌玉子、寒鰤の照り焼き、鯛のあら煮、円天うどん、穴子の二種揚げ、中津川芋の芋田楽、鯛皮と三河島菜の胡麻和え、筍ご飯と山菜のちらし、田螺の木の芽和え、海老のうま煮、稲荷寿司、太巻き、韮入り玉子雑炊、炒めご飯、曼荼羅揚げ、かき揚げ丼、茄子焼、穴子と海老の二身焼き、穴子と炒り玉子の餡かけと手間暇かけたお料理が並びます。中でも今回は揚げ物に胃袋を掴まれました。特に野菜のかき揚げ。もう美味しそうで堪りません。真造さんの妹とおみねさんの弟が結婚すると親戚が増えない気もしますが、昔はは多かったんでしょうかね。あまりにも身内過ぎてびっくりポンでした。おみねさんの実家の三峰大権現の宿坊料理をもっと詳しく読んでみたいと思います。文佐さんの修業前と修業後のヴァリエーションの広がりをスピンオフで書いてもらいたいと思います。

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