池澤夏樹で南の島へ

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南の島のティオ (文春文庫)

池澤夏樹

ミクロネシアに浮かぶ島で暮らすティオをめぐる10編の童話。島から届くポストカードを受け取った人は、必ずその風景を見に来たくなる、なんてふしぎなお話がたくさん。安房直子さんに感じが似てるかも。

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ハワイイ紀行完全版 (新潮文庫)

池澤夏樹

ハワイのイメージが変わる、と思います。ワイキキだけじゃないハワイに親しむ糸口がたくさんつまっています。読んだらきっと、「ハワイ」じゃなくて「ハワイイ」って言いたくなりますよ。

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カイマナヒラの家 (集英社文庫)

池澤夏樹

ハワイイの一軒家を借りてすごすサーファーたちの物語。ハワイ、というよりサーファーたちの話かも。サーファーじゃない自分は人生を損しているのかしら、とちょびっと嫉妬したくなる話です。

旅をすすめられたい人にオススメ

どこか行きたいんだけどな、という人でぼーっとする能力がある人には、ぜひ島旅をお勧めします。
島へ行くというと、釣り？スキューバ？なんて聞かれがち。ハワイといえばミーハーなイメージがまだまだ強いかも。そんなことないんです。島への旅はもっともっと豊かなんです。それはアクティビティや見るべきところがたくさんある、という意味ではありません。
島は「見る」というより「過ごす」ところだと思います。
その過ごす時間、空間がとても豊かなんです。
それはやっぱり行ってみないとわからない。
そして、そんな時間や空間に身を浸したくなるような気分にさせてくれるのがこの3冊なのです。

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閲覧回数：1419回、公開：2011/06/30