スカイ・クロラ (中公文庫)
登場人物たちの性格の暗さと、彼らの生き場である天空の爽快さとのコントラストが眩しくてくらくらする。読み手である自分の悩みを、彼らが8割増しにして口に出し、そして空へ運び去ってくれるだろう。
四国はどこまで入れ換え可能か (新潮文庫)
ちゃらんぽらん?真面目?それともくすっと笑っちゃう?そういう掴み所のない感情の泡に満たされるのは、キャッチャーのミット目がけてあらぬ所から次々と投げ込まれてくる球のせい。これぞ、読む大道芸!
何かおもしろいことないかなーと思っている人にオススメ
出口が見えず、どうしようもなく落ち込む時もある。至極自然なこととして。でも、そんな自分を引き受けながら生きていけと、人は、生まれながらに言われている。と言ってしまうと深刻だが、世の中結構なんでもアリで、ある程度許されて、居心地いいのかもしれないよ?世界は変わらないけれど、自分は変えられる。でも、それって実は、世界が変わることなんだと思う。世界が変わる、なんて言葉が胡散臭くて聞くのも嫌な、そこのアナタ。今のままでいることにちょっとした不安があるなら、物の試しに覗いてみてはいかがかな?42人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:2211回、公開:2011/03/20